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【道の駅 いっぷく処横川】名物しいたけソフトクリームやご当地メニューをレポ!|浜松市天竜区横川

2025.08.06

「道の駅 いっぷく処横川」は、遠州と信州をつなぐ秋葉街道沿いに佇む道の駅。その名の通り、訪れる人々がホッとひと息つける場所となっています。

 

天竜が誇る特産品「シイタケ」を使った名物グルメを中心に、その魅力をたっぷりとご紹介します。

 

 

 

「道の駅 いっぷく処横川」はどんな場所?

 

浜松市天竜区、浜松市中心部から秋葉山へ向かって国道362号を進んでいると「道の駅 いっぷく処横川」が見えてきます。昔話から飛び出してきた峠の茶屋のような印象の道の駅です。

 

秋葉山には秋葉山本宮秋葉神社があり、今も「火防の神」として全国から多くの参拝客が訪れます。

 

そんな秋葉山の手前、いっぷく処横川の周辺では、春は桜、夏は川遊び、秋は紅葉と自然豊かな遊びが楽しめます。

 

いっぷく処横川の始まりは、1988年にバス停横で始まった小さな無人販売所です。

 

当時から特産の生シイタケや野菜を販売していましたが、あまりの人気で行列による交通の問題が生まれるほどだったため、1995年に28人の地元有志が出資し、現在の「いっぷく処 横川」が設立されました。

 

 

さらに、1998年4月17日に県内5番目の道の駅として認定されました。行政主導ではなく、自分たちで土地や建物を準備して設立・運営している道の駅は、全国的にも非常に珍しいそうです。

 

開業後も、新東名の開通に合わせてソフトクリーム売り場を設けたり、コロナ禍にはテラス席を充実したりと、時代やお客様のニーズに合わせて常に変化し続けています。

 

 

2025年夏には、テラス席にミストシャワーが設置されました。暑い日のドライブでも、気軽に立ち寄れますね。

 

「いっぷく処横川」の近くには約25名が利用できる施設「横川活性化施設 にょきにょき」があります。

 

普段は「いっぷく処横川」で販売されている惣菜の製造や会議室として利用されていますが、地域のイベントでも使用可能です。

 

 

 

「道の駅 いっぷく処横川」見どころガイド

 

「いっぷく処横川」には、地元食材を使った特産品や名物グルメがたくさんあります。食事処、お土産、そして名物のテイクアウトグルメを順番にご紹介しましょう。

 

【めん処 横川】で味わう、地元の味

 

食事処「めん処 横川」では、地元で採れる旬の食材を使ったそば・うどんが食べられます。

 

看板メニューの「天ぷらセット(そば・冷)」1,300円と「シイタケそば」1,000円をいただきました。

 

▲天ぷらセット(そば・冷)

 

▲シイタケそば

 

天ぷらの種類は季節ごとに変わります。その日の天ぷらの内容は、店先の看板でチェックできます。私が訪れた日は、10種類もの夏野菜が並ぶ豪華なラインナップでした。

 

揚げたての天ぷらはどれもサックサク!

 

なかでも名産のシイタケは肉厚でブリっとした弾力のある歯ごたえがたまりません。夏野菜はどれも味が濃くて、自然の恵みを心ゆくまで楽しめました。

 

 

春には、ワラビやフキノトウ、タラノメなど地元の山菜が天ぷらになります。季節を変えて、また訪れたくなりますね。

 

そばとうどんの麺は全国から取り寄せた数品を試食をしたうえで、最も合う麺を選んで入荷しているそうです。

 

そして、その麺に合わせる出汁も特別なもの。シイタケを中心に鰹・昆布を独自にブレンドしている優しい味わいの出汁です。まろやかで深みがあり、そのまま飲めてしまえそうなほどの美味しさです。

 

めん処 横川には、店内27席に加えテラス席が54席あります。テラス席は山間の自然を眺めながら美味しいごはんを食べるのにピッタリですね!

 

麺類以外にも、メニューには天丼やカツ丼など出汁が生きる一品もありました。

 

地元名産!とっておきのお土産

 

 

地元の特産品が並ぶ店舗に入ってみましょう。囲炉裏もあって、昔懐かしい温かみのある空間です。

 

 

最初に目に入ったのは、天竜特産品の「シイタケ」。天竜は、肉厚で美味しいシイタケが育つのに適した土地なんです。原木100%栽培にこだわった美味しいシイタケが購入できますよ。

 

 

生のシイタケは10月〜3月ごろが旬ですが、うま味が凝縮された乾燥シイタケは、季節を問わず購入できます。乾燥シイタケを使えば、煮物の味がグッと一段階上がりますよ。

 

シイタケの他にも、地元のお母さんたちが作る手作りの蒸しパンや草餅、限定のしいたけ餃子も人気なんだとか。

 

 

 

 

新鮮な野菜の直売コーナーや、天竜の特産品コーナー、昔懐かしい駄菓子のコーナーもありました。地元食材や、手作りを大切にしている品を中心に並べているそうです。

 

 

旅の記念に。名物テイクアウトグルメ

 

訪れた日は最高気温32度を超える真夏日。多くのライダーがソフトクリームを片手に休憩していました。少し色の濃いこのソフトクリームが、いっぷく処横川の名物「しいたけソフトクリーム」です。

 

濃厚なバニラソフトに、なんとシイタケのパウダーがほんの少し練り込まれているんです!

 

全国的にも珍しい、しいたけソフトクリームを味わってみます。

 

 

口に入れると、濃厚なバニラの甘さの奥から、まるでお吸い物のような上品な出汁の香りが鼻を抜けていき、甘じょっぱい味わいがクセになります。

 

多い日には1日で300個以上も売れるというのも納得の美味しさでした。これから近くを通りがかるたびに立ち寄って食べたくなりそうです!

 

コーンは2種類あり、おすすめはメープルシロップが練り込まれたもの。深みのある甘味が加わることで、絶妙なハーモニーを奏でていました。

 

もう1つ、夏におすすめなのが手作りの「冷やし甘酒」。

 

 

アルコール分ゼロなので、運転手でも安心して飲めるのが嬉しいですね。お米の自然な甘みが体に染み渡り、夏バテ防止にもぴったりだと感じました。

 

 

他にも、コロッケや炊き込みご飯のおにぎり、カレーパン(土・日・祝日限定)と軽食がずらり。どれも「ちょっといっぷく」するのにピッタリですね!

 

 

 

「道の駅 いっぷく処横川」の設備・サービス情報

 

トイレ:男性:小用3・大用1 / 女性:3、バリアフリートイレあり。すべて洋式
授乳室:なし
駐車場:大型車2台・普通車40台・身障者用1台
EV充電スタンド:1台
多目的室:25名様程度
無料Wi-Fiあり
食事処:あり
売店:あり
決済方法:現金またはPayPay(クレジットカードは利用不可)
ペット:屋外のテラス席のみ。ワンパス、浜名湖わんこ旅登録施設。

 

「道の駅 いっぷく処横川」は、以下の記事でもご紹介しています!

↓↓↓

【道の駅紹介】道の駅 いっぷく処横川|超ドィィ!浜松・浜名湖ツーリング

 

 

「道の駅 いっぷく処横川」周辺の観光スポット

 

いっぷく処横川の周辺には自然を楽しめるスポットがたくさんあります。特に秋は、紅葉の名所である「明神峡」や、地域のお祭りを訪れる人で賑わいます。

 

秋葉山本宮秋葉神社
・光明山遺跡
道の駅 花桃の里

 

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やらまいかツーリズム

 

 

「道の駅 いっぷく処横川」の混雑状況やおすすめの季節は?

 

いっぷく処横川が特に賑わうのは、毎年11月の紅葉シーズンです。近くにある紅葉の名所「明神峡」や秋祭りを訪れる方で賑わいます。

 

ゆっくりと過ごしたい方は、秋のピーク時間帯を少しずらして訪れるのがおすすめです。

 

 

「道の駅 いっぷく処横川」の施設情報

 

住所:静岡県浜松市天竜区横川3085
電話:053-924-0129
定休日:火曜日
営業時間:9:00~16:30 (7月、8月は、17:00まで)
めん処横川:11:00~15:00
公式HPはこちら

 

 

「道の駅 いっぷく処横川」支配人小沢さんから読者の皆様へメッセージ

 

パラソルとテーブルのあるオープンなテラス席は入りやすく、ライダーやサイクリスト、ドライブで訪れるご家族連れの皆さんなど、どなたにとっても気軽に立ち寄れる施設だと思います。

 

おしゃべりしながらの団欒や、ゆっくりのんびりしたひとときを過ごしていただきたいです。

 


 

今回は「道の駅 いっぷく処横川」をご紹介しました。

 

無人販売所から始まり、地元の人々の手で大切に育まれ、時代に合わせて進化を続ける「道の駅 いっぷく処横川」。ライドやドライブの途中に立ち寄れば、その温かい心遣いにほっと一息つけるでしょう。

 

特産のシイタケグルメを味わいに、そして、どこか懐かしい時間を過ごしに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

【取材協力】道の駅 いっぷく処横川

【取材・文・写真】岸 桜子

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