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宇宙と繋がれるって本当!?頭陀寺の阿字観体験で心も体もすっきり!

2023.10.27

宇宙と繋がれるかもしれない阿字観あじかんをご存じでしょうか。阿字観はヨガを元にした瞑想法で、真言宗に伝わる独特なものです。

「宇宙と繋がる瞑想って、どんな感じなんだろう。一度、阿字観を体験してみたい」という方におすすめなのが、浜松の古刹・頭陀寺にて仏教体験教室のひとつとして開かれている阿字観教室です。
きちんとした指導者のもとで行うので、安心して体験できますよ。

 

今回は頭陀寺での阿字観教室(体験)の手順などをご紹介します。

 

頭陀寺は浜松市内に現存する最古の寺院

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阿字観の体験場所となる頭陀寺へはJR浜松駅から東方向へ約2キロ。国道152号線と浜松市道・中郡福塚線に近い住宅地に位置しています。
同寺の創建は飛鳥時代末期のこと。浜松市内に現存する最も古い寺院です。

 

山門の手前、向かって右側にの石柱は江戸時代中期に建立された浜松市最古の道標。どのように記されているのか気になる方は、ぐるりと回って彫られた文字を見てくださいね。

 

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▲頭陀寺本堂(阿字観体験場所)

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▲本堂内に仮安置されている難除大師(なんよけたいし)

 

本堂は山門から真っすぐ延びる石畳の先に。

数多あまたの災害や第二次世界大戦中の戦禍に巻き込まれながらも損傷がひとつもなかった難除大師なんよけたいしは、こちらに仮安置されています。
阿字観体験の前に、または後にお参りしてはいかがでしょうか。

また境内には、頭陀寺ゆかりの戦国武将の像なども。詳しくはこちらの記事をご覧ください▼

 

浜松最古の寺院・頭陀寺で心静かに写経体験

 

ところで阿字観ってなあに?

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「ところで阿字観って、どんなことをするの?」と思う方もいますよね。

阿字観は真言密教の聖地・高野山に伝わる瞑想法で、真言密教独特のもの。ヨガを基にしているため、呼吸法を大切にしている瞑想法です。

 

頭陀寺の公式サイトでは阿字観をこのように紹介しています。

 

“阿字観とは、真言宗に伝わる瞑想法で、真言禅とも呼ばれています。この瞑想法は心を落ち着かせ、深い内観を通して自身に内在する仏性ぶっしょうとコンタクトを行います。” (頭陀寺公式サイトより引用)

 

頭陀寺の公式サイト(外部リンク)

 

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掛け軸の中央に書かれているのが梵字の「阿」

 

仏性とは、あらゆる生き物が生まれながらに持つ仏としての可能性や性質のこと。
阿字観が宇宙と繋がる瞑想だと云われるのは、仏性とのコンタクトに関係しているのかもしれませんね。

 

瞑想は梵字ぼんじ(神仏を表した神聖な文字)の基本となる「阿」が書かれた掛け軸を前にして行います。

 

阿字観を体験してみよう(前編)~手順、呼吸を整える

阿字観教室(体験)は、このような流れで行われます。

 

1)指導者(頭陀寺では住職・鈴木さん)から、阿字観について簡単な説明や手順、注意事項などを聞く
2)正座してから手を合わせる(合掌)
3)呼吸を整える
4)呼吸を整えた後、発声する
5)元に戻る

 

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半跏坐(はんかざ)の姿勢

 

阿字観体験は正座からスタートしますが、基本姿勢は片足をもう片方の足の上に乗せて座る半跏坐はんかざ半跏趺坐はんかふざとも)です。ただし、足が痛くなったり組みにくい方は崩してもOKだそう。

正座した時に足とお尻の間に挟む、正座用クッションを持参する方もいるようです。

 

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左上:1.正座してから合掌する、右上:2.合掌しながら立ち上がる、左下:3.合掌しながら座る(正座)、右下:4.正座後

 

上の画像は「2)正座してから手を合わせる(合掌)」の一部分です。

 

まず正座してから合掌し、その後、右手左手それぞれの人差し指と親指を合わせます。指と指とを合わせたまま左右の腕を肩幅程度に広げ、そのまま前傾姿勢を取り、頭を畳につけます。

 

次に立ち上がりますが、そのまま立ち上がるわけではありません。足の運び方にルールがあるので、住職・鈴木さんからの指示に従ってくださいね。

立ち上がったら、座る時と逆に足を運び座ります。画像右下は座った後、前傾姿勢を取って頭を畳につけたところです。

 

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半跏坐の姿勢で向かう掛け軸との距離は90センチほど。左右の親指同士を組み、きちんと姿勢を決めます。
この時に半跏坐ができない方は、胡坐あぐらをかいても大丈夫ですよ。

 

姿勢を決めたら後は住職・鈴木さんの指示に従いながら呼吸を整えます。

 

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耳に届くのは鳥のさえずりや木々を渡る風の音。そして時折、車の走る音。

本堂の中は限りなく静寂に近い空間でした。

 

阿字観を体験してみよう(後編)~宇宙へ!

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呼吸が整ったら、次はいよいよ宇宙と繋がる瞑想タイム。参加者一同、「あ~~~」とお腹から大きな声を伸ばして発声します。 

そして向かい合っている掛け軸内の丸いお月様を自分の中に取り込みます。

 

お月様の中に書かれているのは梵字の「阿」。このお月様と阿が、参加者を宇宙へ誘ってくれます。

この先を知りたい方は、頭陀寺で阿字観を体験してみてくださいね。

 

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先述しましたが、阿字観体験中の姿勢は半跏坐ではなくて胡坐でもOK。そのほか、立て膝や足を伸ばした姿勢でも大丈夫です。

 

宇宙との繋がりから帰ってきたら足(身体)をほぐし、腕を使って頭もほぐします。

 

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そして最後に正座をし、瞑想入りする前に行ったように、立ち上がったり座ったりを繰り返します。

 

気になる感想は!?

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終了後、参加者に感想を尋ねると、「気持ち良くて寝ちゃいました」「雑念が消えて、ふわっとした感覚になりました。これは普段の生活では体験できません」などさまざま。

阿字観を体験することにより、現世を離れ自分自身に内在する仏性とコンタクトが取れたのかもしれませんね。

 

YouTubeチャンネル「ジェンヌちゃんねる」で、海の湖HAMANAジェンヌのメンバーが阿字観体験した時の様子を紹介中です▼

【静岡県/浜松観光】「阿字観」って?頭陀寺で初の瞑想体験!

 

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阿字観体験は心身ともに癒し、最終的に気持ち良くなればOK! 他人と競うものではありませんし、自分自身のペースで行えます。

 

しばし現世を離れ、宇宙と繋がる体験を頭陀寺でしてみませんか?

 

※注意※
阿字観は、決して一人で行わないように。伝授を受けた真言宗僧侶の指導を受け行うように願います。

 

<頭陀寺・阿字観体験(教室)>
体験日および時間:第2・第4土曜 午前7時~8時
料金:500円(時間外やご予約の場合、1,500円)
※法話・お茶付き / ※2名様から受付しております / ※途中の入退場はできません
体験場所:本堂
頭陀寺の公式サイト(外部リンク)

 

頭陀寺での阿字観体験は、浜松・浜名湖だいすきネットからも申し込めます。
宇宙と繋がれるかもしれない体験を、この機会にどうぞ。

 

秀吉由来の名刹「頭陀寺」で法話&阿字観体験!(外部リンク)

 

(3、4、9、10枚目の写真:湖西新居観光協会・佐藤拓真、文およびその他の写真:麻生のりこ)

 

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