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海の湖「浜名湖」は1日に4,000万トンもの海水が海から出入りする。その影響か、この湖には約800種類のいきものが生息しており、美味しく食べられる魚も多く獲れる。晴れた日には多くの人が釣りに出かけ、「#浜名湖」と検索したInstagramには、たくさんの釣果の投稿で溢れている。この編集部PICK UPでも以前、釣りや海の湖教科書について取り上げているが、浜名湖で獲れた魚を自分でさばいて食べられる体験がこの夏からスタートする。
場所は湖西市にある「今切体験の里 海湖館」。隣接する海釣公園とともに多くの人が訪れるこの施設では、釣りはもちろん、浜名湖ならではの体験ができる。うなぎつかみ取り蒲焼体験、魚つかみ取り体験、そして今回紹介する魚さばき体験だ。
毎日料理をする人で、魚をさばくことのできる人はどのくらいいるのだろう。なんとなくはわかっても、なぜか難しく感じる。下手をしたら食べる部分がなくなってしまいそうで、すでにおろされた状態の魚しか購入したことがないという方も多いのではないだろうか。自分でさばくことができたら魚をもっと美味しく感じるのでは?と今回、予約可能なプランとして企画した。
この日体験したのは、お父さんと小学校4年生の息子さんという組み合わせ。初めての魚をさばく体験にチャレンジしてもらった。魚釣りが大好きだという息子さんは、施設が準備してくれていたセイゴとクロダイを見て興味津々。大きさと重さに驚き写真を撮る親子。まず、最初に魚をまな板にのせ、スタッフが血抜きの仕方を見せる。こうすることで魚の鮮度を保つのだ。
ここから体験のスタート。まずはウロコ取りから。まるでコンタクトレンズみたいな大きいウロコを便利な道具でピーラーのようにとっていく。息子さんは初めての感覚に大はしゃぎ。
続いて包丁を持つ。お父さんとスタッフが見守る中、魚の骨にそって身を切っていく。手と包丁の位置に何回も気を配りながら、スタッフが丁寧に教えてくれるから初めてでも安心だ。
さばいた魚に串を入れ、塩を振っていく。塩の塗り加減が少ないと焦げてなくなってしまうため、丁寧に塗り付けていく。これは化粧塩と言い、背びれ、胸びれ、尾びれに厚めに塩を塗ることで、ひれがピン!と張り、カッコイイ魚の塩焼きができあがる。
塩を振った魚を串に差し、焼き場へ。男同士でさばいた魚はとっても香ばしい匂いを放っている。魚を焼いている姿を見ると、さっきまではしゃいでいた子がなんだかとても男らしく大きく見えるから不思議だ。塩焼きは自分たちで焼くが、他の部位も余すところなくスタッフが調理をしてくれる。ビニール手袋を外し、良く手を洗ってアルコール消毒をしたら、あとは魚の料理を待つだけ。
運ばれてきたたくさんの魚料理がテーブルに並べられていく。料理を見て思わず顔を見合わせてほほ笑む2人。
自分でさばいた魚の塩焼きから食べてみる。
「美味しい~!僕のさばいた魚だね!こんなところも食べられるんだね」」「うん、上手にできたね。美味しいね。」普段とはまた違った会話をしながら食事を楽しんだ。
この魚さばき体験は、天候にもよるが、希望者は屋外にあるスペースに魚を泳がせ、つかみどりをする体験もオプションで付けることが可能だ。そして何より嬉しいのが、浜松・浜名湖ちょい旅ガイドで予約をすると、浜名湖の魚介類について学ぶことのできる「海の湖教科書」が1予約につき1冊ついてくるのだ。食べた魚や、浜名湖に生息するいきものについて、おうちに帰った後も楽しむことができる。
浜名湖の恵みを美味しくいただく食育体験。地元に住んでいる方にこそぜひ体験していただきたい。
浜松・浜名湖ちょい旅ガイド「浜名湖の食と命を学ぼう!!獲れた魚を自分でさばいて美味しくいただく魚さばき体験」
https://hamamatsu-daisuki.net/hamanako-choitabi/1113/
●海の湖教科書について
https://hamamatsu-daisuki.net/pickup/2020/05/post-35.html
●今切体験の里海湖館
今切体験の里 海湖館 |湖西・新居観光協会【公式】 (hamanako-kosai.jp)
撮影:海の湖HAMANAジェンヌ 御手洗 里美
編集部:河野 美奈子
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