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浜名湖ってどんなところ? 海の湖教科書〜魚介編〜 販売中!!

2026.02.06

2020年5月7日掲載

2026年2月6日更新

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海の湖教科書とは?

「海の湖教科書」は、静岡県浜松市と湖西市にまたがる汽水湖・浜名湖の成り立ちや自然の特徴、地域の文化や産業などをわかりやすく紹介する小冊子です。地元の小学生(特に高学年)をはじめ、一般の人にも読みやすいように構成されています。冊子は複数のテーマに分かれており、歴史やお祭り、特産品など多方面から浜名湖の魅力を伝えています。

そのうち「〜魚介編〜」は、浜名湖で見られる魚介類や水生生物に焦点を当てた内容で、浜名湖の環境やそこで暮らす生き物の豊かさを通して、汽水湖としての生態系の特色を学べるようになっています。浜名湖に生息する代表的な魚介類を中心に、50種類もの生き物がイラストや解説付きで紹介されており、自然への関心や学習意欲を育てる教材としても活用されています。

 
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浜名湖で見られる代表的な魚として、例えば「クロダイ」

汽水域への適応力が高く、浜名湖では東西南北を問わず、浅場や河口周辺など湖内のさまざまな場所で見かけられる魚です。力強い引きが魅力で、釣りを楽しむ人々にも親しまれています。

一方で、雑食性のクロダイは浜名湖特産のアサリや牡蠣の稚貝、海苔などを食べることがあり、漁業資源への影響が懸念されています。このため、地域によっては漁業関係者の間で対策が求められる存在ともなっており、浜名湖の自然と生業の両面を象徴する魚と言えます。

 
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また、浜名湖の冬の風物詩“牡蠣小屋”には、ブランド牡蠣『プリ丸』を食べに、毎年全国からたくさんの方が訪れます。

浜名湖に牡蠣を食べに来たら、ぜひ「海の湖教科書」にも目を向けてみてください。
ページをめくることで、牡蠣がどのような環境や場所で育っているのかを知ることができ、目の前に広がる浜名湖とのつながりを実感できます。

浜名湖の恵みを「味わう」だけでなく、「知る」楽しさも一緒に。
そんな体験をそっと後押ししてくれるのが、「海の湖教科書」です。

 
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販売場所

■「海の湖教科書」は、一冊550円(税込)にて、次の施設で販売しています。
※海の湖教科書に掲載の施設や体験は、営業時間や内容が変更されている場合があります。事前にHPなどでの確認をおすすめします。

浜名湖体験学習施設ウォット

今切体験の里 海湖館

遠州堂書店

浜松・浜名湖ツーリズムビューロー

 
 
 
■「浜松・浜名湖スゴイもの50撰 ポスター」も、一枚150円(税込)にて、

浜松・浜名湖ツーリズムビューロー

で販売しています。

 
 
 
 
 
 

制作にかけた想い

 この地域に住んでいて浜名湖を知らないと言う人はいないと思う。誰でも一度くらいは浜名湖での潮干狩りや釣り、湖岸のドライブなどに出かけたことはあるのではないだろうか。浜名湖は私たちにとってとても身近な存在である。
 そんな浜名湖のことを改めて「どんなところ?」と聞かれたらどうだろう。「う~ん。特に何かあるわけでもないし…」など、うまく答えられないのではないだろうか。もう少し浜名湖のことを知りたい。そんな思いでつくり始めたのが、この「海の湖教科書」である。
 この本は、元々「浜松・浜名湖スゴイもの50撰」というポスターを基にしている。このポスターは浜松・浜名湖地域にはスゴイものがたくさんあると言うことを伝えるためのポスターである。そのさらに深掘りしたものが「海の湖教科書」だ。いずれも地元に住む小中学生に向けて制作をしており、浜松市と湖西市を圏域とした観光地域づくりに取り組む「浜名湖観光圏」事業の1つとして制作をした。普通、観光といえば外からお客さんを呼ぶことを想像すると思うが、なぜ地元の小中学生なのか。これには理由がある。
 
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 シビックプライドという言葉を聞いたことがあるだろうか。市民が地域に対して誇りや愛着を持つことである。観光の分野では今、このシビックプライドの醸成を求められている。ではなぜシビックプライドが醸成されることが観光につながるのか。
 地域に誇りや愛着を持つと、思わず他の人にも伝えたくなる。「浜名湖ってスゴイ良いところだから遊びにおいでよ!」こんな言葉を住民が次々と口にすることで、外から人を呼び、住民は外から来た人へ、もっと浜名湖の良さを伝えたくなる。そして人から人に浜名湖の良さが伝わっていく。これが理想の形である。
 では、住民がシビックプライドを持つにはどうしたら良いか?まずは浜名湖がスゴイということを知ってもらうおう!そう思ってスゴイもの50選ポスターを制作した。まずは立ち止まって見てもらうポスターだ。その後、もっと手に取って見てもらえるものをと教科書を制作することになった。まず、小中学生に興味を持ってもらうことで、子から親に伝わり、親も興味も持つ。それが浜名湖の豊かさもを知ることに繋がっていく、そんなものをつくりたい。
 
浜名湖はどうやってできたのか。
いつ海とつながったのか。
生息する魚介類はどんな生きものなのか。
海と繋がってるけどしょっぱいのか。
どのくらい深いのか。
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 浜名湖についての疑問をあげたらキリがないくらい出てくるが、正確に答えられる地域住民はどのくらいいるのだろう。恥ずかしながら制作チームのメンバーもこの本ができるまでは答えることができなかった。地元だからこその知っていることはもちろんたくさんあるが、意外と地元に住んでいても知らないこともたくさんあるのだと思う。また、心のどこかでは浜名湖は良いところだ、豊かな場所だということをすでに認識しているにも関わらず、具体的に説明できる知識がなかった。それを説明できる本が誕生した。
 
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 制作には時間をかけ、小中学生が親しめるよう、できるだけわかりやすい表現にこだわったつもりである。魚のイラストもリアルを追求するよりは、優しいタッチで怖くないように描くなど、楽しんで読んでいただける図鑑をイメージした。また、専門的なことも調べるため、「浜名湖体験学習施設ウォット」の方にも監修をお願いした。
 まずは魚介編からスタートしたこの「海の湖教科書」だが、ポスター制作と並行して、現在、祭り編や野菜・果物編の制作も進めている。今は外出自粛期間でおうちで過ごす時間も多いと思う。おうち時間にぜひ親子でご覧いただきたい。
 
編集部:河野美奈子
 

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