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浜松・浜名湖周辺エリアの、さまざまな魅力を紹介している海の湖HAMANAジェンヌ。
今回、彼女たちは、歴史ある利き茶のようなゲーム「茶歌舞伎(ちゃかぶき)」を体験するために、浜松市西区の浜松深蒸し茶専門店「村松商店」へ向かいました。「茶歌舞伎」の勝者には今日特別に素敵な景品が出るそうですが、いったい誰の手に!?
茶歌舞伎の体験場所となる村松商店は、西区西山町で戦前から製茶業を営む浜松深蒸し茶専門店。
目印は「浜松深蒸し茶」の看板と、アイボリーを基調色とした三角屋根の店舗です。駐車場は店舗横と道路を挟んだ向かい側にあります。
今回、茶歌舞伎体験をするのは梨加ジェンヌ、はるかジェンヌ、遊佐ジェンヌ、綾乃ジェンヌの4人と、あともう1人。最後にシークレットジェンヌが登場します。
茶歌舞伎体験を前に「頑張ります!」と意気込むジェンヌたち。誰が勝つのか楽しみですね。
村松商店は店舗の前を含め、約30カ所に自家茶園を持っています。ジェンヌたちは、その中のひとつ店舗前の茶園を見学させていただくことに。
「枝から芽が出てる。不思議~」茶園を見つめながら遊佐ジェンヌがポツリと呟きました。
彼女たちの目の前に広がるのは、一番茶を収穫した後に刈り込み整枝をした茶園風景。こうすると翌年、より美味しい新芽を摘み取ることができるそう。
茶園見学の後は、特別に茶刈機の乗車体験と製茶工場の見学をしました。
村松商店は浜松では珍しい自園自製のお茶専門。お茶の栽培から製茶、そして販売まですべてを行っているんですよ。
大型茶刈機へは遊佐ジェンヌと綾乃ジェンヌが交代で乗ることに。2人は村松店長にエンジンをかけてもらうと「音がすごい!」「お茶の香りが下からしました」と大興奮。これはなかなかできませんよね。
見学後は本日のメインイベント茶歌舞伎を体験するために、店舗2Fの和室へ。ここで村松店長から茶歌舞伎について、簡単な説明を受けます。
茶歌舞伎とは、南北朝時代から室町時代にかけて武士の間で流行した茶遊びです。しかしただの茶遊びではなく、次第に豪華な賞品を賭けるようになったため、足利幕府は禁止令を出すことに。
「家を賭けたりしていたんですよ」との村松店長の説明に、「家ごと!」「規模が大きすぎる!」とジェンヌたちはざわめきましたが、大丈夫。今回の景品、そこまで大きくはありません。
ジェンヌたちが体験する茶歌舞伎の手順ですが、
1)まず、飲み比べする5種類の茶葉(花:やぶきた煎茶、鳥:玉露、風:さえみどり煎茶、月:抹茶入玄米茶、客:くき茶)の香りを確認します。
そして茶葉の容器についている名札と香りを覚えておくため、香りの特徴を各自手元のシートに書き込みます。
香り確認時に見せたジェンヌ4人の反応はそれぞれでした。
真剣な表情を見せる綾乃ジェンヌ。
その隣のはるかジェンヌには、迷っているような雰囲気が。
梨加ジェンヌは茶葉に顔を近づけ真剣そのもの。
ひとり遊佐ジェンヌが余裕そうに見えましたが、さて勝負はいかに!?
2)次に試飲をします。
試飲用の茶葉は「花」すなわち、やぶきた煎茶でした。このお茶の味を自分なりの言葉に置き換え、手元のシートにメモを取り本番に備えます。
茶歌舞伎の対戦回数は2回。それぞれの対戦前には参加者の中から1人選び、5種類の茶葉が入った缶をシャッフルします。
最初は缶のゆくえを目で追っていたジェンヌたちですが、綾乃ジェンヌの高速シャッフルについていけなくなったようでした。
シャッフル後は、いよいよ茶歌舞伎の始まりです!
3)村松店長が急須で淹れたお茶が出てくるので、そのお茶の色や香り、にごりなどを見てから味わいます。
茶葉はすべて同じ条件で淹れます。そのため本来は低めの湯温で時間をかけて淹れる玉露の味が、結構、変わるそう。どう変わるのかは、実際に体験してみて!
4)飲んで答えを決めたら、手元のシートと一緒に配られていたシールをスタッフが持ってくるボードに貼ります。このシールは誰がどの茶葉を選んだか分からないように、裏向きに印刷されているんですよ。
ちなみに、一度シールを貼ったら、後で変更することができません。だからこそ、難しい!!
3杯目の答えを決めてシールを貼るはるかジェンヌの様子を、じっと見つめる梨加ジェンヌ。うん、私も気になります。
ちなみに、この3杯目を飲んだ時のジェンヌたちの反応は、「ん? ん?」「これ、なんだか~」「絶対に違うよ!」「これ、分かった! と言っといて、違ってたら恥ずかしい」でした。
その後、4杯目では「やっと!」「これしか分からないと思う」と綾乃ジェンヌ。ラスト5杯目は手元に残ったシールを貼ってから飲んでもOKです。
1回戦が終わり結果発表後に、口直しとして村松商店オリジナルの濃厚ジェラートの中から「ほうじ茶味」をいただきました。
目的は2回戦に備え、口の中をいったんリセットさせること。さっぱりとしていて香ばしいほうじ茶ジェラートを食べ終えると、次の勝負の始まりです。
続く2回戦も茶缶のシャッフルから。シャッフルしたのは1回戦の勝者です。え? 1回戦の勝者が誰か知りたいって? それはもうじき分かります。
2回戦も1回戦と同様の手順で行います。ここで「ちょっと飲む量を減らしますね」と村松店長。試飲を含めると6杯飲んでいるので、それを配慮して淹れてくれるのがありがたいですね。
「茶葉の香りと、お茶の味はリンクしないよね」と、1回戦よりも真剣な表情を見せるジェンヌたちは、杯が進むにつれ「間違えたかも!」「直感を信じるしか」「色が…」。
呟く彼女たちに村松店長が「(色と味が異なる)ほうじ茶を入れれば勝負は簡単にできますが、簡単なのは面白くない」と援護してくださいました。
その言葉を聞いて「たしかに」と頷く遊佐ジェンヌ。
1回戦の4杯目で出た抹茶入玄米茶に加え、ほうじ茶が入れば、難易度は下がります。でもそれだと面白みに欠けるんですよね。なんたって今回は素敵な景品が出るんだもの。
1回戦より難しく感じられた2回戦の勝者は、綾乃ジェンヌでした。「屋敷、賭けてればよかった」
ここでシークレットジェンヌの登場です。実は1回戦と2回戦の勝者の点数はトータルで一緒。
「同点決勝、やりましょう!」ということになり、もう1杯、淹れていただきました。
茶歌舞伎ではどの茶碗のお茶も同じ濃さになるよう、一度急須へ淹れてから別の急須へ注ぎ直し、改めて茶碗へ注ぎ入れます。
決勝戦なので茶碗は2つ。どの茶葉を使ったのかは、村松店長にしか分かりません。
1回戦の勝者はスチール写真を撮影するために同行していた、御手洗ジェンヌでした。店頭で並んだジェンヌの中に彼女の姿がなかったのは、写真撮影をしていたからなんです。
さて、2人が出した答えはどうだったと思いますか? 同じ? それとも…。綾乃ジェンヌが出した答えは「鳥」、御手洗ジェンヌは「風」でした。
ところが、村松店長が淹れてくれた茶葉は「花」。2種類の煎茶のうち、やぶきた煎茶だったんです。
両者引き分けなので、最後はじゃんけん勝負! 2人とも「こんなにドキドキするじゃんけん、久しぶり」。
結果、じゃんけん勝負を制したのは綾乃ジェンヌでした。
スタッフからの景品は、つめたい水出し茶が簡単に作れる「カークボトル」でした。このボトルを使って、とあるモノを綾乃ジェンヌは作りたいとのこと。
何を作りたいのか気になった方は、YouTubeの「ジェンヌちゃんねる」内の動画をご覧下さい。
「【浜松】室町時代の賭け事!?『茶歌舞伎』で真剣勝負!」
「お茶屋さんの裏側を見せてもらって、貴重な体験ができました」
茶歌舞伎が終わり、ジェンヌたちの表情に笑みが浮かびます。お疲れさまでした。
今回、紹介した茶歌舞伎体験の開催時期などは、浜松・浜名湖ちょい旅ガイド「~お茶文化に触れる~ 茶歌舞伎を通して優美なひとときを」に詳しく載っています。
また、彼女たちが村松商店で体験した茶歌舞伎の様子を動画で観たい方は、YouTubeの「ジェンヌちゃんねる」内
をどうぞ。
村松商店では贈答品から普段遣い品まで、価格も種類もさまざまな自園自製の浜松茶を販売しています。濃厚ジェラートも美味しいので、一度食べてみてくださいね。
今回、ジェンヌが訪問した村松商店の詳細はこちら▼
有限会社村松商店
〒432-8001 静岡県浜松市西区西山町2365
TEL:0120-394-108
受付時間:9:00~18:30(火曜除く)
電話
TEL:053-487-0264
有限会社村松商店の公式サイト(外部リンク)
取材日:2022.7.7
海の湖HAMANAジェンヌ:大石梨加、磯部はるか、遊佐ちえみ、小川綾乃、御手洗里美
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(文・写真:麻生のりこ)
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