わんわんレポート
2025.02.26 宿泊

浜松市のドッグホテル「DogリフレOGGi」は愛犬の個性が輝くフリーゲージ型ドッグラン

浜松市内最大級の室内ドッグラン「DogリフレOGGi(ドッグリフレ オッジ)」は、わんこの一時預かりや宿泊にも対応している施設です。

 

DogリフレOGGiは、観察と実践を重ねて築いた独自の運営方針に基づく完全フリーゲージスタイルを採用し、10年の実績を誇っています。

60坪の広々とした室内で、わんこたちは自由に過ごしているそう。24時間常駐のスタッフが見守る中、それぞれが自分に合った居場所を見つけ、穏やかな時間を満喫しています。

 

浜松市民も観光客も気軽に立ち寄れる好立地も、DogリフレOGGiの魅力です!

 

今回は、DogリフレOGGiの特徴や日々の様子を、愛犬リコとたっぷりとレポートします。

 

愛犬目線でつくられた室内ドッグラン

DogリフレOGGiは浜松市の中心部、中央区元城町にあります。

DogリフレOGGiへ車で行くなら、周辺の時間貸し駐車場(100〜200円/時間)が便利です。

 

公共交通機関を利用するなら、浜松駅からバスでたったの6分!浜松市内を走る遠鉄バスは、ケージに入れたわんこは無料で一緒に乗車できますよ。

 

ピンク色の建物を探せば、DogリフレOGGiがすぐに見つかります。ビルの2〜3階がDogリフレOGGiです。建物の前には「DogリフレOGGi」の看板があるので、わかりやすかったです。

玄関を開けた瞬間、お泊まり中のわんこたちの声が聞こえてきました。階段を登った先がDogリフレOGGiの受付とドッグランです。

 

階段を上ったあとは、靴を履き替えて受付へ。

階段と受付の間には、わんこ脱走防止用の2重の柵があります。2個目の柵を越えると、わんこたちが近寄ってきて挨拶してくれました。

受付では、オーナーの荻さんが丁寧にヒアリングをしてくれます。わんこのアレルギー、普段の食事、性格を聞いてもらいました。

 

料金は後払い制で、受付時に室内ドッグラン利用(飼い主同伴)、一時預かり、宿泊と、飼い主のニーズに合わせてプランを選びます。ビジター利用もできますが、1年間に複数回利用する可能性があるなら、入会金3,000円で会員になった方がお得です。

室内ドッグランに一歩足を踏み入れると、そこは60坪と超広々!

 

愛犬目線の快適空間が広がっています。壁際のベッドやソファでくつろいでいるわんこや、冷たい床が好きなわんこ。それぞれのわんこが、好きな場所で自由に過ごしていました。

 

室内は年間を通して快適な温度と湿度を維持。雨の日も猛暑日も、わんこたちは変わらずのびのびできそうです。

施設では3台の空気清浄機が稼働しています。スタッフは常に清掃を心がけているようで、ニオイも気にならないほど清潔に保たれていました。

 

ドッグランの見学中、印象的だったのは、わんこ同士の不思議な関係性です。オーナー荻さんの2匹のトイプードル「うめ」「ゆず」と1匹のチワワ「うに」がリーダー役。若いわんこが他の子にちょっかいを出そうとすると、「うめ」と「ゆず」がすぐに仲裁に入っていました。

実は、見学に行く前は「60坪のフリーゲージって大丈夫かな」と少し不安でした。でも実際に見学してみて「開業以来事故なし」という実績に納得しました。スタッフはもちろん、わんこたちが自然とつくる秩序が、この安全を支えているのですね。

 

24時間スタッフ常駐のペットホテル

宿泊するわんこたちは、夜も自由気ままに過ごせます。昼間と同じように、室内ドッグランと受付エリアを行き来可能です。眠る場所も、わんこたち自身が安らげるところを選びます。

夜間、スタッフは施設内で仮眠をとります。急な体調不良や災害発生時にも、対応できる体制が整っているおかげで、預けている間、飼い主も安心できそうですね。お預かり中のわんこの様子は、メールなどの連絡方法で随時教えてもらえますよ。

 

取材日は残念ながら雨だったので同行できませんでしたが、DogリフレOGGiでは滞在中のわんこたちをお散歩に連れて行ってくれます。お散歩の様子が知りたい方は、公式Instagramをチェックしてみてください。

愛犬リコと家族になって5年間。分離不安が強いリコを預けることに、後ろめたさを感じて、ペットホテルの利用をずっとためらっていました。

そんな私に荻さんがかけてくれた言葉は「わんこの幸せの土台は、飼い主さんの幸せだと考えているんです」。まずは日帰り預かりで、数時間ずつから気軽に通ってみることを提案してもらいました。

急な冠婚葬祭や入院など、わんこを預けなければいけない状況は、いつ誰にでも起こり得ます。そんな時のために、いつでも安心して預けられる場所を見つけておくことも、飼い主としての大切な備えなのかもしれません。

 

取材中、リコは荻さんに抱っこされて、とてもリラックスした様子でした。リコの表情が穏やかなのを見て、リコとお互い幸せに生きていくためにできることを増やしていきたいと思えました。

 

地元浜松で犬との関わり方を追求して10年

「1度しかない人生だから」と、やりたいことにトライしつづけるご友人から影響を受けたという荻さん。それが、DogリフレOGGi誕生の大きなきっかけだったと話してくれました。

オーナーの荻さんは、もともと会社員として働いていましたが、幼少期にはいつかムツゴロウ王国で働きたいと夢見たほどの動物好き。20代後半に改めて自分の人生でやりたいことを考えた時に、愛犬と過ごす時間を大切にできる室内ドッグランの構想が浮かんできたそうです。

荻さんの実現した完全フリーゲージの運営のコツは観察と実験実践の繰り返しです。営業を始めた頃、ブリーダーからわんこを預かり、複数の犬の世話を同時にする経験を重ねたそうです。

 

大切にしているのは、目の前のわんこたちを真摯に観察すること。その姿勢は開業から10年経った今も変わりません。

 

流行りの手法に飛びつくこともなく、かといって従来の方法に固執することもない。わんこと接するときのベースは、荻さんのなかにある「犬と暮らすってこういうことだよね」という考えだそうです。

 

わんこ向け浜松土産の開発も手掛ける

荻さんの新たな挑戦は、わんこ向け浜松土産の開発です。浜松発の無添加ドッグフード専門店「ねこのて商会」とタッグを組み、企画から製造まで手掛けています。

贈答で人気のうなぎ店「うなぎの井口」と開発した「DRY EEL」(1,100円税込)は、うなぎの旨味を活かした商品。明治10年創業の「勘四郎豆腐・須部商店」と作った「おとうふらすく。」(990円税込)は、国産大豆100%にこだわりました。

素材を活かして添加物不使用にこだわった商品は、わんこの健康を重視する飼い主さんにも嬉しいですね。

今回の取材では特別に、DRY EELをみんなに食べてもらいました!

DRY EELの焼き魚のような香りに気づいたのか、室内ドッグランに散らばっていたわんこたちが集まってきました。うなぎの脂の乗った身と香ばしい骨を食べて、みんな大喜びです!

うなぎの頭をまるごと噛むことで、わんこの歯の健康維持とストレスを解消にもつながるとか。

 

試食の様子を見て、リコのお土産にも買って帰りました。今ではすっかりお気に入りのおやつ!食べムラのあるリコが気に入ってくれてとても助かっています。ご褒美おやつの1つになりました。

 

リコは新発売の「おとうふらすく。」も気に入った様子。歯が弱いリコも美味しく食べられるようです。新幹線での移動時にも使いやすそうですね。

 

リコが大豆の味を好きだとは気づいていませんでした。栄養たっぷりのおやつを好きになってくれて助かります!

 

DogリフレOGGiで飼い主もわんこも快適に過ごそう!

取材を通じて印象的だったのは、10年という歳月をかけて築き上げられた確かな信頼性です。

 

完全フリーゲージでは、スタッフ管理のもとわんこたちが自然と秩序を保ち、のびのびと過ごしていました。

24時間体制の安心感、わんこの個性を理解した対応、そして地域の特色を活かした新しい展開。DogリフレOGGiには、愛犬との暮らしを豊かにするヒントが詰まっています。

 

浜松で過ごす愛犬との日々に、新たな選択肢が増えた喜びを感じた1日でした。

 


 

【DOGリフレOGGi 施設情報】

住所:浜松市中央区元城町222-2 元城ビル2F

電話番号:053-525-6636

営業時間:10:00〜20:00

対応可能犬種:小型犬〜中型犬の生後6ヶ月〜12歳まで(例外あり)

料金:5,000円/泊。一時預かりは500円/hour。営業時間外対応も相談可能

支払い方法:現金のみ

ドッグラン有無:あり。屋内60坪

そのほかサービス冷暖房/宿泊状況のメール送信(画像付き)

公式HPはこちら

公式Instagramはこちら

(文・写真)岸 桜子