愛犬と森林浴はいかが?静岡県立森林公園に行ってみた!
浜松周辺でわんこと森林浴をしてみたいなら、浜松浜北ICそばの『静岡県立森林公園』を検討してみてはいかがでしょうか?
静岡県立森林公園の広さはおよそ185ヘクタール。東京ディズニーランドのおよそ4倍の広さの公園です。
天然のアカマツ林を中心とした広い森のなかには、1,000種類以上の植物と約80種類の野鳥が暮らしています。
敷地内には、木製遊具のある公園やキャンプ場、長さ150mの吊り橋があります。歩道の所々には木橋もありますよ。
紅葉が始まる直前の11月なかばに、愛犬「リコ」と静岡県立森林公園を散策してみましたので、その様子をレポートします!
森林公園にわんこは大喜び!
森林公園には第1から第9駐車場まであり、全部で456台の車を停められます。駐車場は敷地内に点在しているので、お目当てのエリアに合わせて駐車場を選ぶと良さそうです。
私たちは、ほぼ中央に位置する第2駐車場に車を停めました。ここはたまに朝市も開かれる場所とのことで、とても広々としており、満車になることは少なそうです。
園内にも地図や位置情報看板はありますが、事前に公式HPで散策モデルコースを調べておくのがおすすめです。
公園内の遊歩道には、路線Aから路線Zまでの名前がついています。
愛犬リコと、南西にあるスポーツ広場で遊んでみたかったので、路線F、E、B、A、H、 I、J、Mを辿る一周コース(西)を選びました。
この一周コース(西)は水平距離およそ4km、お散歩の所要時間は80分程度です。
駐車場から小鳥の丘へ
第2駐車場から、路線Fと路線Eと書かれた遊歩道を歩いて行きます。
リコも尻尾を振りながら歩いて、ご機嫌な様子。珍しい匂いと感触で、歩くだけで楽しいみたいです。
整備された遊歩道ですが、時々、少し狭い道もありました。すれ違う時はなるべくリードを短くするか、抱っこするのが良さそうです。
来園者のなかには高齢の方もいらっしゃるので、事故につながらないように気をつけましょう。
道は歩きやすいですが、アップダウンがあるので、いい運動になります。
「よく歩いたなぁ」と思って地図を確認すると、まだ800mほどしか進んでいないことに気がつきました。
リコはまだまだ元気そうですが、私の体力が思ったより減っていそう……。一周コースは諦めて、小鳥の丘からは路線Cを通ってスポーツ広場を目指すことにしました。
遊歩道にはベンチやトイレがあり、休憩場所に困ることはありません。
トイレにはきちんと紙も補充されていて、手入れもされており快適です。第1駐車場のトイレは、特に使いやすかったです!
かおりの広場と、西ノ谷奥池でも小休憩
路線Cと西ノ谷奥池の間にある、かおりの広場でも少し遊びました。
かおりの広場には木でできた遊具が5つあります。もちろん、どれも無料です。
こういった木製遊具が好きな方には、木工体験館側の「冒険の森」エリアがおすすめ。冒険の森には遊具が21基もあるそうです!
西ノ谷奥池で少し休憩しました。
水鳥が水の上を走ったのを見て、びっくり!
西ノ谷奥池には、水上デッキやあずまやがあるので、日本庭園的な風景をゆったり楽しめます。秋には美しい紅葉も見られそうですね。
スポーツ広場で大はしゃぎ!
少し歩いて、ようやくスポーツ広場に到着!
園内で最も広い芝生の公園です。スタート地点の第2駐車場から、ゆっくり歩いて2時間ほどでした。
スポーツ広場ではご家族連れがボール遊びをしていました。リコともここで走り回って遊びました。
森林を歩いてきてヘトヘトかと思いきや、まだまだ元気いっぱいリコはとても楽しそう!
なお、この柵は猪を避けるためのものなので、内側はドッグランではありません。ご注意ください!
スポーツ広場のそばには自動販売機があったので、ドリンク休憩。
歩いてきた道に自動販売機がなかったので、飲み物を飲み切ってしまったら補充はなかなかできませんでした。
ハイキングに慣れていないので、荷物を減らそうと少なめの水分しか持っていなかったことをとても後悔しました。ぜひ、みなさんは飲み物持参でハイキングを楽しんでくださいね!
スポーツ広場で遊んだ後は、路線Mを通って車も走れる広い道「西ノ谷線」へ。30分ほどで第2駐車場に戻ってこれました。
空の散歩道を散歩
最後に、長さ150m、水面からの高さ48mの吊り橋に挑戦!
歩いて移動するには疲れていたので、第2駐車場から吊り橋そばの第8駐車場まで車で移動しました。
第8駐車場は駐車台数が少なめでしたが、土曜日の15時ごろは他の車は停まっていませんでした。
吊り橋はかなり見事!鋼鉄製らしいです。名前は「空の散歩道」とのことで、ネーミングもおしゃれですね。
リコを抱っこして歩いてみました。大人が2人ゆっくり渡る分にはあまり揺れませんでした。
下は木と道路なので、のぞいてみるとかなりドキドキします。
高いところが平気な方はぜひチャレンジしてみてください!
静岡県立森林公園で出会った植物
静岡県立森林公園 で出会った植物のなかで、1番印象的だったのは「シダ」です!
小鳥の丘付近は、目の前にシダが広がり圧巻の景色。まるで恐竜の暮らす世界に来たみたいです。
「まつぼっくり」や「どんぐり」が落ちている道もありました。
イガにつつまれた「栗」もありましたが、甘栗大好きリコはスルー。鼻を近づけたら痛いのがわかっているのでしょうか。
「キツネノマゴ」「イヌホオズキの仲間」「モチツツジ」も見かけました。モチツツジの一般的な花期は夏ですが、返り咲きも珍しくないそうです。
これだけたくさんの自然に囲まれた場所に来ると、わんこと植物の写真を撮りたくなりますよね。
ですがご注意ください!わんこが口にしたら危ない植物かもしれません。
静岡県立森林公園では、動植物の捕獲や採集は禁止されています。植生の保護とわんこの健康のため、わんこが咲いている花や木の実を食べてしまわないよう、飼い主が十分に注意しましょう。
わんこと森林公園!何を持っていく?
森林公園でも、わんこの排泄物は飼い主が持ち帰る必要があります。今回は「普段のお散歩バッグ」+「飲み水」+「おやつ」を持参しました。
毛にくっつき虫がついてしまっていたので、気になる方は、服を着せた方が良いかもしれません。
また、公園内には季節によってダニがいることも。
ダニは薬で予防できますが、万が一のことがあるので、散策後はチェックしておきましょう。
また、帰り際に車に乗ろうとして、リコの足がかなり汚れていることに気付きました。園内には人間用の手洗い場しかないので、わんこの足を拭くためのシートを持参するのがおすすめです。
わんこの荷物ばかりに気を取られていましたが、飼い主側も、ハイキングするつもりできちんとした準備が必要です。
私も「もっと本格的な服装をして、飲み物の用意しておけば良かった」と少し後悔しました。
膝のサポーターや、ストックをしている利用者ともすれ違いました。次に一周コースに挑戦するときは、森林の中で目立つ色のウインドブレーカーに膝サポーター、運動靴で行こうと思います!
ルールやマナーを守って、楽しくわんこと森林浴へ!
市街地からそれほど遠くないところに、こんなに自然あふれる場所があり、やはり浜松は自然に恵まれているなと感じました。
リコも楽しそうだったので、これからも休日の散歩として訪れてみても良さそうです。
静岡県立森林公園は広いので、すべての場所に看板が立っているわけではありません。事前に公式HPでルールとマップを確認してから訪れるのがおすすめです。
また、森林公園は愛犬家のための施設ではなく、あらゆる人が訪れる場所です。
公園内にドッグランは設置されておらず、わんこが迷子にならないためにも、常にリードは外さないようにしましょう。
いつまでもわんこ連れで遊びに行けるように、愛犬家としてのマナーを守って利用したいですね。
静岡県立森林公園 施設情報
〒434-0002
静岡県浜松市浜名区尾野2597-7
TEL:053-583-0443
わんこ同伴でお越しの際は、あらかじめ公式サイトの注意事項をお読みください。
↓↓↓
(文・写真)岸 桜子
(地図提供)静岡県立森林公園