愛犬と泊まれる浜名湖の穴場キャンプ場「Hamanako Camp Field Asoviva」無料ドッグランも完備!
海外リゾートに行ってみたいけれど、わんこのために我慢している……
そんな人に行ってみてほしい場所が、浜松に誕生しました!
今回の浜松わんこ旅・わんわんレポートでは、浜名湖の内山海岸にある隠れ家的キャンプ場「Hamanako Camp Field Asoviva」をご紹介します。
欧風テイストの居心地の良い空間で、波の音を聞きながらのんびりと静かに過ごせるこの場所は、まるで海外リゾートを満喫してるかのような穴場スポット!
天気の良い日に現れるパステルカラーの夕焼けから、プライベートなドッグランまで、我が家の愛犬「リコ」と一緒にたっぷりレポートします。
Hamanako Camp Field Asovivaって?
Hamanako Camp Field Asovivaは、2023年12月にオープンしたプライベート感あふれるキャンプ場。
浜名湖を一望できる静かなエリアにあり、耳をすませば鳥の声や、波音が聞こえてきます。選び抜かれた欧風インテリアは記念写真との相性もばっちりです。
キャンプ場に吹く心地よい風は潮を含んでいます。浜名湖は全国的にも珍しい海水と淡水の中間の塩分をもっている湖です。なんだかまるで海沿いのキャンプ場に来たみたいに感じましたよ。
Hamanako Camp Field Asovivaへの行き方
私たちは、浜松市内から県道319号線を通ってHamanako Camp Field Asovivaへ向かいました。
道中、特に印象深かったのは、庄内湖の上にかかるはまゆう大橋からの絶景です。湖の上を飛んでいるような気分になり、旅に出かけるワクワク感が増しました!
県外からのアクセスも抜群で、東名高速道路「舘山寺スマートインターチェンジ」から車で10分ほど。
Hamanako Camp Field Asovivaのある内山海岸は、ウインドサーフィンができる穴場としても知られています。
そんな内山海岸沿いの道路を南西方向に進み、大きなゲートが見えたらHamanako Camp Field Asovivaに到着です!
Hamanako Camp Field Asovivaをわんこと満喫!
Hamanako Camp Field Asovivaの敷地内には、4種類のサイトがあります。それぞれ、コンテナサイト、ノルディックサイト、セクションサイト、フリーサイトという名前が付いています。
4つのサイトのうち、わんこと泊まれるのは「コンテナサイト」「セクションサイト」「フリーサイト」です。
到着したらまず、フロントでチエックインして利用料金を支払います。フロントはここ、ゲート南東側に停まっている黄緑色のバスの中にあります。
ラグーナ蒲郡で使われていた園内バスを再利用されているそうで、とってもレトロ可愛いです!
フロントとなっているバスの中には、キャンプで急遽必要になった道具がひと通り揃っています。
支払には現金、クレジットカード、PayPay等が利用可能です。
オーナーは18時半頃ご自宅に帰られますが、夜間でも、必要なときはLINEまたは電話すれば駆けつけて来てくれるそうです。
実は、オーナー自身も「琥珀」という名前のポメプー(1歳、オス)を飼っている愛犬家でもあります。
琥珀くんの飼い主目線でつくられているので、わんこ連れでも安心して過ごせるでしょう。内山海岸は砂浜ではなく砂利の浜なので、わんこが砂まみれになる心配もありませんよ。
コンテナサイトでわんこと過ごす
まずは、わんこ連れのお客さまに人気のコンテナサイトをご紹介します。
コンテナサイトは全部で4室ありますが、うち1室だけがわんこも宿泊可能です。1つのコンテナサイトに最大4人泊まれます。
コンテナサイトの入り口を開けると、海外リゾートに来たかのような景色が広がりました。室内でも、鳥のさえずりと波の音が聞こえてきましたよ。
部屋には真っ白で清潔そうなダブルベッドが2つ備え付けられています。
ただし、わんこはベッドに乗るのは禁止。夜は持参したケージで寝てもらいましょう。
コンテナサイトには冷暖房が完備されていました。取材に伺ったのは夏の暑い日でしたが、室内はとても涼しかったです!
浜松は全国でも夏の気温が高く、40℃近くになることもあるので、涼しい室内でアウトドア気分を楽しめるのがありがたいですね。
写真正面のベランダから専用のプライベートウッドデッキに出られます。ウッドデッキには、テーブルと椅子が備え付けてあります。
ウッドデッキで波の音を聞きながら太陽が沈んでいくのを見つめているだけで、心の汚れが綺麗になっていく気がしました。
大好きなリコを膝に乗せ、湖に沈んでいく美しい夕焼けを見た時間は至福の時間。
ウッドデッキにはグリルが備え付けてあるので、夜はBBQを楽しめます。室内には冷蔵庫・冷凍庫が完備されているので、持ち込んだ食材の管理も安心です。
セクションサイトやフリーサイトでのんびり
テントやタープなどのキャンプギアをお持ちの方には、セクションサイトやフリーサイトもおすすめ。
セクションサイトとフリーサイトの料金は、入場料(大人1名¥1,100/中高生1名¥550/※小学生以下とわんこは無料)にサイトごとの利用料が足されるシステムです。
セクションサイトは全6区画あり、電源付き(7,700円〜)と電源なし(5,500円〜)の2プランがあります。広さは7m × 10mで、キャンピングカーの宿泊もできます。
フリーサイトはソロ・デュオ専用スペース。エリア内で自由にテントを張って過ごせます。利用料は3,300円〜と価格もリーズナブルです。
セクションサイト、フリーサイトの地面は両方とも砂利なので、キャンプギアは汚れにくいですし、急に雨が降っても安心です。
今回の取材では、特別に1区画お借りしてキャンプ気分を満喫しました。
ハンマーでタープを立てて、波の音を聞きながらチェアリング。膝には愛犬リコ。まさに至福の時間です。
実のところ、私はタープを立てるのは今回が初めて。オーナーが設営を手伝ってくれて、とても助かりました!
夕焼けに間に合わせられたので、美しい景色を存分に楽しめました。
ドッグランで思いっきり遊ぼう
さらに、わんこ連れの方に朗報!
Hamanako Camp Field Asovivaには、2024年春に、無料で使えるプライベートドッグランがオープンしました!
ドッグランの入り口はアメリカのバイクのナンバープレートで装飾してあります。遊び心をくすぐられますね。
さっそく、リコと一緒にドッグランに入ってみました!
ドッグランで自由に走り回れて、楽しそうなリコ!
普段の散歩ではコンクリートの上を歩くのがほとんどなので、自然そのものの地面に触れて驚きと発見があったみたいです。普段と違う歩き心地を楽しんでいました。
ドッグランの中にはハンモックやベンチもあります。わんこが遊んでいる様子を見守りながらのんびり過ごせそうですね。
実はこのドッグランはオーナーの手づくり!
キャンプ場オープン後に「もっと、わんこやお子さんが自由に遊び回れる空間を」とつくられたそう。
Hamanako Camp Field Asovivaには、そのほかにもオーナー手づくりのベンチなどがあります。
最後に、そんなオーナーのこだわりがつまった共用部をご紹介します。
おしゃれなハンギングチェアや快適な水回りも魅力的!
共用部で最も目を惹くのはこの卵形のハンギングチェア!わんこも膝の上に乗って一緒に楽しめます。
ハンギングチェアは縦に座れるので、腰痛もちの私もゆったりくつろげました。ハンモックみたいに上から吊られているので、ゆらゆら揺れてリラックスできます。
手前の広場では焚き火ができるようになっています。フロントで花火を買って楽しんでも良いですね!
アウトドアやキャンプでは、水回りが気になる方もいるでしょう。Hamanako Camp Field Asovivaには、個室シャワールームが2つ、個室トイレが4つあります。どちらも男女別。
掃除・管理はすべて女性スタッフが行なっているそうです。「特にトイレには毎日綺麗に掃除するようにこだわっている」と話してくださいました。言葉通り清潔感のあるトイレは、屋外とは思えないほど快適な空間でした。
ゆったりお湯に浸かりたい方には、車で7分ほど行ったところに浜名湖かんざんじ温泉「華咲の湯」もおすすめです。「華咲の湯」は、露天風呂やサウナなど10箇所のお風呂のある日帰り温泉。
Hamanako Camp Field Asovivaのフロントで、「華咲の湯」の割引券をもらえるので、オーナーに気軽に相談してみてくださいね。
宿泊してみたい方へのお役立ち情報
Hamanako Camp Field Asovivaの宿泊プランは以下の通り。
<コンテナサイト>
平日:22,000円〜
土日祝:27,500円〜
<セクションサイト(電源なし)>
平日: 7,700円〜
土日祝:7,700円〜
<セクションサイト(電源付き)>
平日: 5,500円〜
土日祝: 5,500円〜
<フリーサイト>
平日: 3,300円〜
土日祝: 3,300円〜
※セクションサイトとフリーサイトは、入場料金(大人1名様につき¥1,100/中高生1名様につき¥550/※小学生以下は無料)が足されます
※※わんこは全プランで無料
予約は公式サイトから。満室になればinstagramでお知らせがあります。
Hamanako Camp Field Asoviva 公式サイト
一緒に連れて行けるわんこは、体重 10kg 以下の小型犬のみで、1室につき2匹まで。過去1年以内に狂犬病及び「5種混合」以上の予防接種を受けた証明書が必要です。
敷地の出入り口にあるゲートは、わんこなら通り抜けてしまえる高さです。ドッグラン以外でリードを外さないように。キャンプ場内ではリード着用、抱っこ、またはキャリーバッグで移動しましょう。
詳しくは、Hamanako Camp Field Asoviva公式サイトの「ペット同伴ご利用規約」をご覧ください。
Hamanako Camp Field Asovivaオーナーの想いとこだわり
最後に、オーナーの渡邉さんにHamanako Camp Field Asovivaをつくられたきっかけと、今後の展望を伺いました。
「キャンプ場をつくった舘山寺エリアは、祖父に連れて行ってもらった楽しい思い出が詰まった場所です。今度は自分が子供を連れて行きたい場所をつくりたいですね」と語る渡邉さん。
浜松にお住まいの方にも滞在してもらって 「浜名湖ってこんなにいいんだ!」と浜松の魅力を再発見してくれたら嬉しいと話してくれました。遠慮せずにわんこ連れやお子さん連れで来てほしいそうです。
2023年末にオープンしたばかりのHamanako Camp Field Asoviva。2024年夏現在は宿泊のみですが、今後はデイキャンプもできるようにしたいそうです。また、場内にあるキッチンカーも、稼働頻度を上げていきたいとのこと。
実はオーナーは浜松市内でイタリアンも経営しているシェフでもあります。ピザなどの本格イタリアンを振る舞ってくれる日が来るかも……?!
先日は小学生を対象としたキャンプイベントの開催地にもなったそうです。まだまだれから充実していく予定のHamanako Camp Field Asovivaから目が離せませんね!
浜名湖の絶景をプライベート空間で愛犬と過ごそう
Hamanako Camp Field Asovivaは、わんこと一緒に非日常な時間をゆったり満喫するのにぴったりの場所です。浜名湖を見下ろす絶景ポイントで、まるで水彩画のような淡い色の夕焼けを眺めながら過ごす時間は、きっと心に残る体験となるでしょう。
静かに波の音を聞きながら愛犬とくつろぐ時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれました。
欧風テイストの居心地の良い空間、手づくり感溢れる設備、そして愛犬と一緒に楽しめる様々なアクティビティ。浜松にこんな場所があったなんて!と驚かれるかもしれません。
季節ごとに変わる浜名湖の表情を楽しみ、大好きなわんこと海外リゾートに行ったかのような思い出をつくってみてはいかがでしょうか。
Hamanako Camp Field Asoviva施設情報
住所:
〒431-1207
静岡県浜松市西区村櫛町19
チェックイン:14:00〜
チェックアウト:10:00
定休日:火曜日
(文・写真)岸 桜子