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  • 共保公出生の井戸 ( ともやすこうしゅっせいのいど )

    大切に守られているのは、井伊家の始祖への人々の想い

    のどかな田園の中に、佇む白壁と門。
    徳川家康を支えた家臣の重鎮井伊直政や大老井伊直弼らを輩出した井伊家の菩提寺、龍潭寺から徒歩5分の地に作られた囲塀の中には、初代、井伊共保公 "出生"の井戸の跡があります。
    都では藤原氏が全盛を誇っていた平安時代の寛弘7年(1010年)、当時、龍潭寺の門前近くのこの地にあったといわれる八幡宮の井戸の脇に捨てられていた赤子を、宮の神官が拾い育てました。
    7歳のときに浜名湖畔の志津城の城主、藤原共資(ともすけ)に養子に出された子は、後に共資の娘を娶って共保を名乗り、井伊谷に戻って井伊氏を称したといわれています。
    また、他説では、共資がこの年の元旦に領内の平安祈願のために神社に参る際に井戸の前を通ったとき、神々しい顔立ちの赤子を見つけ我が子として育てたとされています。
    いずれにせよ、後に一時代をつくりあげた名家の発祥を、特別なものとして伝説化した言い伝えですが、"産湯"ではなく"出生"の井戸と名付けられたこの井戸が井伊家の始まりに深く関わっていることは事実。立派な白壁が作られ大切に守られていることは、長く領主だった井伊家の始祖への人々の思いがあるからでしょう。
    井伊家の井桁と橘の家紋は、この井戸と、脇に咲いていた橘の花にちなんでいるといわれています(他説あり)。

    アクセス 浜松駅北口バスターミナル〜のりばから渋川・伊平行きバスで約45分、「井伊谷宮前」下車、徒歩5分/ 新東名浜松いなさICから約15分(所要時間目安)
    電話番号 053-542-0480(龍潭寺)
    所在地 浜松市北区引佐町井伊谷1989(龍潭寺門前)
    駐車場 なし
    バス駐車場 なし

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