2024年後半から2025年にかけて、湖西市に次々と魅力的な飲食店がオープンしています。
どのお店も個性あふれる空間やこだわりのメニューを展開していて、今まさに注目の的!
今回はその中から、特に話題を集めている5店舗+気になる1店舗の合計6選をピックアップしてご紹介します。
目次
「本場の味と物語に出会える」
オープン日:2024年10月28日

2024年10月、浜名湖畔の静かなまち・湖西市入出にオープンした「In N Out Cafe」。
海外で長年暮らしたご夫婦が、“湖西にはまだない、本場の味を届けたい”という想いから始めた、異国の風が吹くカフェです。
本場のレシピを、ありのままに
このカフェでは、本場の味を大切にしています。
例えばティラミス。

「サヴォイアルディ(レディーフィンガークッキー)」というビスケットを使い、エスプレッソや洋酒に浸して作るのがイタリア流で、香り豊かでしっかりした食感が特徴です。
一方、日本ではカステラやスポンジケーキで作られることが多く、ふんわりした仕上がりに。
同じティラミスでも、国によって素材や味わいが異なるので、本場の味を楽しむことができます!
他にも、ポーク・アドボ・ライス(フィリピン料理)やニュー・イングランド・クラムチャウダー(アメリカ料理)など、店主が海外で食べた料理を再現して、提供しています。

浜名湖×サンフランシスコの、不思議な縁
In N Out Cafeがあるのは、浜名湖を一望できる湖西市入出。

店主がかつて暮らしていたサンフランシスコの景色と、浜名大橋(ゴールデンゲートブリッジに見えた)を見た瞬間の風景が重なり、「ここしかない」と即決したそうです。
カフェから見える水辺のきらめきと風の匂いには、どこか異国を感じさせる空気が漂います。
まるで旅先にふらっと立ち寄ったような感覚が味わえる、特別な場所です。
食べることで、世界を知る時間を
カフェを開いたご夫婦は、アメリカやヨーロッパなど異国での暮らしを通して、多様な文化と“本当の味”に出会ってきました。
ただお腹を満たすのではなく、その料理が生まれた背景や人々の暮らしを感じながら食べる。
そんな体験を、湖西でも味わってもらいたいと考えています。
食べることが、ほんの少し世界を知るきっかけになる、In N Out Cafeは、そんな出会いの場所です。
「どこか遠くの街に来たみたい」と思わず口にしたくなるような、In N Out Cafe。浜名湖を望む特等席で、丁寧に作られた本場の味を、ぜひ一度ご堪能ください。
住所:静岡県湖西市入出1814-6
営業時間:
月・火・金・土:9:00〜14:00
日曜:11:00〜14:00(ランチ営業のみ)
夜営業:予約制(18:00〜22:00)
定休日:水・木(予約制で営業可)
駐車場:あり(10台)
席:10席
電話番号:053-568-0307
SNS:@innoutcafewine
「本格フランス菓子の小さな店」
オープン日:2025年5月8日

2025年5月8日、湖西市入出に静かに佇む一軒のケーキ屋「te plus(て ぷりゅ)」がオープンしました。
南フランスの小さなパティスリーを思わせる、ハウス型のかわいらしい外観が目印です。
地元出身シェフが届ける“本場の味”
店主は、浜名湖畔の人気レストラン「キャトルセゾン」で約10年間料理を担当した実力派。
ワーキングホリデーを活用し、南フランスのケーキ屋や北フランスのレストランでも経験を積まれたそうです。
その確かな技術が、見た目はあえてシンプルに仕上げられたケーキに詰まっています。素材の良さと味のバランスを大切にしたスイーツは、どれも心に残る美味しさです。
湖西の恵みを生かした素材使い
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te plusのケーキには、地元食材が使われていることが多いです。
中でも特徴的なのが、シューや焼き菓子などに使用される「浜名湖ファーム」のウズラの卵。
コクがありながらもくどくない絶妙な味わいを生み出します。ほかにも湖西市産の素材を随所に取り入れ「地元の美味しさ」を引き出すお菓子作りにこだわっています。
地元に根ざした、あたたかな存在に
te plusはオープン前から、イベント出店や焼き菓子の納品で人気を集めていたお店です。
満を持して地元・入出に構えた店舗は、まちに新しい風を吹き込む存在に。
店主が大切にしているのは、地元を元気にしたいという想い。ケーキを通じて、人と人、まちと人をやさしくつなげてくれる場所になることでしょう。
住所:静岡県湖西市入出405-1
営業時間:11:00〜18:00(なくなり次第終了)
定休日:月・火 ※不定休
駐車場:あり(3台)
席:なし(テイクアウト専門)
電話番号:090-3386-3702
SNS:@te___plus
「食べることがもっと好きになるセレクトショップ」
オープン日:2025年4月24日

2025年4月、湖西市に誕生した「HINOMARU MARKET」は、“食べることがもっと好きになる”をコンセプトに掲げた食のセレクトショップ。
安心・安全はもちろん、環境や社会にもやさしい食材を通して、毎日の「食べる」が楽しく、心豊かになるようなアイテムを揃えています!
生産者と直接つながり、顔の見える「食」をお届け

HINOMARU MARKETに並ぶ商品は、店主が生産者と直接会って、話を聞き、納得したもの。
天然素材で作られた調味料やレトルトカレー、ドライフルーツ、エシカルなスイーツなど、身体にやさしい商品がそろっています!
単に“オーガニック”や“無添加”という枠に収まらない「どんな人が、どんな思いで作ったのか」まで含めて提案する姿勢が、このお店の大きな魅力。
食材の背景を知ることで、日々の食卓がより豊かな時間に変わります◎
遠州と関西、ふたつの“ふるさと”から届く美味しさ

店主夫妻の故郷である浜松(遠州)と大阪(関西)からセレクトされた食品たちも見逃せません。

地域ならではの食材や加工品、そしてちょっと珍しいこだわりの逸品など「こんなのあるんだ!」という発見が楽しいラインナップになっています。
地域の食文化を大切にしながら、新たな視点で“地元の美味しさ”を見つけ出す姿勢は、地元の人にとっても新鮮に映るはずです。
“買い物は未来への投票”という想い

HINOMARU MARKETが大切にしている考えのひとつが、「買い物は投票」という視点。
気候変動や食糧危機といった不安が現実味を帯びる今、未来の世代にどんな食の風景を残していけるのか。
その答えのひとつが、私たちの日々の買い物の中にあると店主は語ります。
価格だけでなく、生産方法や背景に目を向けること。ちょっと高くても環境に配慮した農法で作られたものを選ぶこと。
そうした選択が、未来の豊かな食を守る一歩につながる。店主自身が子育てを通じて学んだその想いが、お店の随所に込められています。
食べるものを選ぶということは、どんな暮らしをしたいか、どんな未来をつくりたいかという“意思表示”でもあります。
HINOMARU MARKETは、そんな視点をやさしく、でも確かな温度で教えてくれる場所。
湖西で始まったこの小さなお店が、きっとこれから多くの人の“食べる”を変えていきます。
住所:静岡県湖西市吉美3257 コサイグリーンビル1F
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜・火曜
駐車場:コサイグリーンビル共同駐車場あり
席:室内ベンチあり
電話番号:053-568-0307
「誰でもウェルカムな、バイカーの楽園」
オープン日:2025年1月5日

2025年1月5日、湖西市新居町に「ヨシヤスガレージカフェ」がオープンしました。
店主・袴田良康さん(43歳)が、自宅のガレージをDIYでリノベーションして誕生したこのカフェは、まさに“バイカーの楽園”。
しかしその魅力は、バイク好きだけにとどまりません。
「誰でもウェルカム」がコンセプト。地域の人も観光客も、誰もが気軽に立ち寄れるアットホームな空間です。
自宅ガレージをDIYでカフェに

店内には、往年の名車・ホンダシビックEK9やバイクが展示されています。
特に、今ではなかなかお目にかかれないシビックEK9は必見。
シビック(CIVIC)とは?
「CIVIC=市民の」という英語から名付けられたこの車は、ホンダの「誰もが気軽に乗れるクルマをつくりたい」という想いから生まれました。
1972年に登場して以来、時代と共に進化しながらも、“市民のためのクルマ”という理念を今も受け継いでいます。
そんな貴重な車両が間近で見られるのも、このカフェならではの魅力です。
バイカー以外も大歓迎!誰でもウェルカムな雰囲気
バイカーズカフェというと「入りづらい」と感じる方も多いですが、ここは違います。
バイクや車に詳しくない方でも、店主との気さくな会話や、アメリカンな雰囲気の店内でゆっくりとした時間を楽しめます。
朝8時から営業、ツーリングの出発点に

朝8時オープンという早い時間帯から営業しているため、ツーリング前の集合場所としても大人気。
バイカー同士、そして店主との会話の中から、その日の走行ルートを相談する楽しさもあります。
ヨシヤスガレージカフェは、バイクや車に情熱を持つ人たちはもちろん、地域住民や観光で訪れた人にも開かれた場所。
店主のこだわりが詰まった空間で、バイクの話に花を咲かせたり、ただのんびりコーヒーを飲んだり…。
ぜひ、あなただけの過ごし方を見つけてみてください。
住所:静岡県湖西市新居町中之郷3613-31
営業時間:営業日時は土・日・月をメインにInstagramで週ごとに公開
定休日:火〜金
席:カウンター6席
電話番号:090-8739-7220
「ブラジル発クラフトバーガーショップ」
オープン日:2025年2月10日

ブラジル人オーナーが手がけるこの店は、食べた瞬間にテンションが上がる、ジャンキーだけどクセになる、本場仕込みの味がここにあります。
圧倒的なボリューム!選べる12種の本格バーガー

ZYONでは、ビーフの旨みをしっかり感じられるパティを使った、全12種類のクラフトバーガーを提供。
ガッツリ系のダブルチーズやスパイシーなバリエーションなど、どれも見た目からインパクト抜群。
セットメニューもあり、お腹も心も大満足!「湖西でここまでのボリューム感は他にない」と言いたくなる存在です。
ブラジルの“甘い幸せ”も味わえる

食後には、珍しいブラジルの定番デザートを。中でも人気は「Bolo Gelado Ninho(ボーロ・ジェラード・ニーニョ)」。
ミルキーでしっとりとしたケーキを冷やして食べる、南米スタイルの一品で、日本ではなかなか出会えない味わいです。
バーガーだけじゃない、多国籍な甘味体験も楽しめます。
住所:静岡県湖西市新居町新居200-12
営業時間:12:00~21:00
定休日:月曜〜木曜
駐車場:なし
席:16席(テーブル4台)
電話番号:090-8739-7220
「鷲津駅前に新風!焼きたて全粒粉クレープの店」
オープン日:2025年5月23日

2025年5月23日、湖西市・鷲津駅前にクレープ屋「ナカヤマクレープ」がオープンしました。
駅前のにぎわいづくりと、地域福祉への新たな挑戦が詰まったこのお店。香ばしい焼きたてのクレープとともに、あたたかな想いが詰まった場所です。
就労支援×グルメで、まちににぎわいを。
ナカヤマクレープを運営するのは、浜松・アクトタワーで「ごんまるとごん讃」を展開する「オフィスナカヤマ」。
社会貢献の一環として2021年、鷲津駅前の空き店舗に「就労支援A型事業所アドバンス湖西」を開設。
今回のクレープ店では、障がいのある方を含むスタッフたちが、ここでの仕事を通じて社会に関わる第一歩を踏み出しています。
クレープは全7種類。甘いもおかずも、香ばしい生地で。

「薄茶のクレープ。焼きすぎだからじゃない。ここがナカヤマクレープのこだわり。生地が主役。」
――このモットーの通り、焼き色しっかりの全粒粉クレープは、ひと口で香ばしさが広がる“さくもち食感”。
人気のスイーツ系(チョコバナナ、いちごなど)はもちろん、エビアボカドなどのサラダ系クレープも充実。ランチにもぴったりなラインナップです。
クレープだけじゃない!ホットスナックやお弁当も
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ナカヤマクレープでは、「ごんまるとごん讃」の協力のもと、ホットスナックやお弁当の販売も実施。
唐揚げ、フライドポテト、ロコモコやタコライスなど、学生や近隣住民の“ちょっと食べたい”に応える品が揃っています。
住所:静岡県湖西市鷲津5350登竜ビル1F
営業時間:11:00~17:00(生地がなくなり次第終了)
定休日:
駐車場:なし
席:カウンター8席
電話番号:053-488-9799
SNS:@nakayama_crepe
湖西市の飲食店がますます面白くなってきています!
ぜひ気になるお店に足を運んで、新しい“おいしい”を発見してみてくださいね。
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