浜松市中央区有玉北町、遠州鉄道「さぎの宮駅」から歩いてすぐの場所にある「餃子の砂子」は、地元で長く愛され続けている老舗の町中華です。

浜松といえば餃子の街として全国的に有名ですが、その激戦区の中にあって、連日多くの常連客で賑わう大人気店となっています。
今回は、そんな浜松餃子の名店「餃子の砂子」をご紹介します!
目次
餃子の砂子の1番の魅力は、なんといってもその圧倒的なコストパフォーマンスです。
物価高騰が叫ばれる昨今において、なんと創業当時から値段を据え置き、名物の餃子は1人前(6個)200円という驚きの価格で提供され続けています。

また、餃子だけでなくラーメンやチャーハンなども昭和にタイムスリップしたかのような価格設定となっており、「安くて美味しい」を体現する貴重な存在です。
「餃子の砂子」がオープンしたのは、今から30年以上前の1991年のことです。
店主の砂子さんは、若い頃にアルバイト先で食べた餃子の味がどうしても忘れられず、自ら修業を重ねて念願の自分のお店をオープンさせました。

以来、夫婦二人三脚で暖簾を守り続けており、ご主人はまさに「餃子一筋」のベテラン職人です。
お店に一歩足を踏み入れると、昭和の香りが漂うアットホームな空間が広がっています。
地元のお客さんと楽しそうに談笑する店主ご夫婦の姿は、この店が単なる飲食店ではなく、地域の人々の心の拠り所として歴史を刻んできたことを物語っています。
創業以来、砂子さんが最もこだわり続けているのが「価格」と「味のベース」です。
「お腹いっぱい食べてほしい」という温かい思いから、1991年のオープン時から消費税の増税分を除いて、メニューの価格を一切値上げしていません。
令和の時代になっても、各種ラーメンが380円〜550円、餃子が200円という価格を維持し続けている背景には、ご夫婦の並々ならぬ企業努力と、地元のお客さんへの深い愛情があります。

また、「餃子に魂を込めている」と自負するご主人が作る餃子は、奇をてらったものではなく、あえて「子供が喜んで食べられる味」を心がけて作られています。
餃子といえばニンニクが効いたパンチのあるものを想像しがちですが、砂子の餃子はニンニクを控えめにし、素材の旨味を活かしたごくシンプルな味付けにこだわっているそう。
これは、創業当初から「家族みんなで食卓を囲んで、小さな子供でもバクバクと食べられるように」という思いが込められているからです。
お昼時には行列ができることも珍しくなく、毎日手作りされる餃子が売り切れ次第、その日の営業が終了してしまいます。
早い日にはお昼過ぎには閉店してしまうこともあるため、開店時間を狙って訪れるのが確実です。浜松を訪れたら絶対に外せない、地元密着型の名店といえます。
長年通い続ける常連客も多く、親から子へ、そして孫へと世代を超えて愛され続ける、浜松が誇る餃子の歴史そのもののようなお店です。
ここからは「餃子の砂子」を訪れたら必ずチェックしておきたい、おすすめメニューをご紹介します。
お店の最大の看板メニューである「餃子」は、1皿6個入りで200円という圧倒的な安さを誇ります。

しかし、安いからといって小ぶりだったり、具が少なかったりするわけではありません。
厳選された国産の豚ロース肉を丁寧にミンチにし、たっぷりの新鮮なキャベツと合わせた餡が、ふっくらとした少し大きめの皮にパンパンに詰まっています。

ひと口噛めば、もっちりとした皮の食感とともに、カリッと香ばしく焼き上げられた底面からジューシーな肉汁と野菜の甘みが口いっぱいに広がります。
ニンニク控えめで生姜の香りがふんわりと漂うあっさりとした味わいは、箸が止まらなくなる美味しさ。
多い日には1日で2,000個も売り上げるというのもうなずける、まさに「神コスパ」の絶品餃子です。
餃子以外にも、ラーメンや丼ものなど、いわゆる「町中華メニュー」が充実しているのも砂子の魅力です。


380円という驚きの価格が魅力の醤油ラーメンやチャーハンだけではなく、常連客の間で密かな大ブームとなっているのが、こちらの「スタミナ飯」です。

具材がたっぷりと乗ったボリューム満点の丼は、食欲を掻き立てる魅惑の逸品としてテレビ番組でも紹介されました。
また、店内は「ザ・町中華」といった風情漂う居心地の良い空間です。
4人掛けテーブルが6卓と6人掛けの座敷が用意されていますが、混雑時でも「相席をさせない」という独自のスタイルを貫いており、お客さんにゆっくりと食事を楽しんでほしいという店主の心遣いが感じられます。
創業当時は全国的にも珍しいドライブスルー設備を導入し話題となった餃子の砂子。
現在も満車時を除いてドライブスルー窓口でのテイクアウトは稼働していますが、確実かつスムーズにお店の味を持ち帰るなら、事前の「電話予約」が断然おすすめです。

砂子のテイクアウト最大のこだわりは、「冷凍保存を一切しない」という徹底した品質管理です。
お持ち帰り用の餃子は「焼き」と「生」のみの提供となっており、お店で毎日手包みされた新鮮な餡と皮の美味しさを、一切損なうことなく家庭の食卓で味わうことができます。
夕飯のおかずやご自宅での晩酌のお供として、数十個単位でまとめ買いしていく常連客も少なくありません。
休日にはテイクアウトの予約電話が鳴り止まないほどで、「お店で食べるのもいいけれど、おうちで食べる砂子の餃子も最高!」と愛され続ける、地域密着店ならではの最大の魅力が詰まっています。
住所: 〒431-3121 静岡県浜松市中央区有玉北町1589
電話番号: 053-434-5222(持ち帰り予約可)
営業時間: 11:30~(※餃子が売り切れ次第終了となります)
定休日: 月曜日
駐車場: 7台(無料) アクセス: 遠州鉄道「さぎの宮駅」より徒歩約3分
トイレ:1つ
今回は浜松市中央区にある名店「餃子の砂子」をご紹介しました。
創業から30年以上、ひたむきに「美味しいものを安く、お腹いっぱい食べてほしい」という店主の愛情が詰まった餃子は、一度食べたら忘れられない心温まる味わいです。
昭和の町中華の良さを色濃く残し、地元の人々に愛され続けるその姿は、まさに浜松餃子文化の象徴とも言える存在です。
手作りの餃子は早い日にはお昼過ぎに売り切れてしまうほどの人気ぶりですので、確実にお店の味を楽しみたい方は、テイクアウトの電話予約をしてからの来店をおすすめします。
ぜひ浜松を訪れた際は、タイムスリップしたような価格と変わらぬ美味しさを堪能してみてください。
【文・写真 佐藤拓真】
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