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2024年10月26日(土)に浜松市天竜区佐久間町にて、県指定無形民俗文化財に指定されている「川合花の舞」が奉納されます。
「川合花の舞」は、毎年10月の最終土曜日に八坂神社霜月祭典で奉納される神楽で、五穀豊穣を感謝し来たる年への無病息災を神に祈るのもです。
この記事では、川合花の舞の歴史や魅力、そして現在行われいるクラウドファンディングについて詳しくお伝えします。
目次
川合花の舞は、1976年1月1日に静岡県の県指定無形民俗文化財に登録されており、今も佐久間町川合の地元住民によって大切に継承されています。
天竜区佐久間町の花の舞の始まりは、明確ではありません。
しかし江戸時代中期(寛政11年/1799年)、霜月の年号を記した古文書に花の舞に関する記載があることから、この時代にはすでに花の舞が行われていたことがわかります。
川合花の舞は「湯立(ゆたて)」を伴う神楽を奉納することで知られています。湯立とは、釜で沸かした湯を振りかける清めの儀式のことです。
もともとは佐久間町の8つの地区で、それぞれ花の舞が伝承されていましたが、佐久間ダムの建設などをきっかけとし、現在では川合地区のみで行われています。
また、隣接する南信州(長野県)、東三河(愛知県)でも、特色ある花祭(霜月神楽)が伝承されています。
川合花の舞では「湯釜」に湯を沸かし、20番にもおよぶ演目の神楽を奉納します。
花の舞は大きく分けて「湯立の祭儀」「採り物の舞」「面行の舞」の3つに分けられます。
なかでも、鬼の面をつけた舞の演目が見どころです。
クライマックスの「湯ばやしの舞」では、4人の舞子が湯たぶさ(藁で作った束)を持って舞い、湯たぶさを湯釜につけて、湯を参詣者に振りかけます。
この神様に奉げた湯のしぶきには、無病息災・家内安全などのご利益があるといわれています。
これによって「湯を浴びて穢れを祓い、清らかな魂に生まれ変わる」という湯立神楽の「生まれ清まり」を体験できます。
今年度は久しぶりの通常開催となります。天竜区佐久間町川合の八坂神社境内にて奉納されます。
・開催日:2024年10月26日(土)
・開演時間:午後2時頃~深夜
・会場:八坂神社(浜松市天竜区佐久間町川合)
・主催者等:川合花の舞保存会
ぜひこの機会に、地元の伝統芸能である「川合花の舞」を体感してみてはいかがでしょうか?
現在、この伝統芸能を後世に残すために「川合花の舞保存会」がクラウドファンディングにチャレンジしています。
川合花の舞に携わる方の想いが伝わる文章になっておりますので、ぜひこちらも併せてごらんください。
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(文:和田佳菜子 写真提供:浜松市文化財課)
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