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見て聴いて体験できる「浜松市楽器博物館」で古今東西の楽器を堪能!

2024.03.13

マンガや小説、ドラマなど、さまざまな物語に登場する楽器たち。

 

浜松市楽器博物館は、これら古今東西の楽器を間近で見たり演奏を聴いたりできる、国内初の公立楽器博物館です。
館内には、大人から子どもまで楽しめると好評の実際に楽器演奏ができる体験ルームも。

 

この記事では浜松市楽器博物館の魅力を写真多めでご紹介します。

 

古今東西の楽器が楽しめる浜松市楽器博物館

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浜松市楽器博物館

 

JR浜松駅北口より北東方向へ徒歩約10分。
浜松市楽器博物館は国内初の公立楽器博物館です。

 

館内は1Fと地下1Fとに分かれ、合わせて4つの展示室と体験ルーム、ワークショップエリア、ミュージアムショップ、レストラン&カフェがあります。

常設展では地域別、種類別、年代別に1,500点の資料を展示し、特別展や企画展、テーマ展の開催もしています。

無料でイヤホンガイドの貸し出しをしているので、長時間滞在する方や詳しい説明を聞きたい方は、お気軽にどうぞ。

 

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テーブルやベンチがあり、明るくて開放感あふれるエントランスホール

 

ミュージアムショップ「アンダンテ」とレストラン&カフェ「LOLO3RD CAFE(ロロサードカフェ)」の出入口は、向かって左側です。

 

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ミャンマーのサイン・ワイン(打楽器)

 

楽器博物館に一歩足を踏み入れると、正面には金色に光る大きな楽器が。

 

これはミャンマーのサイン・ワインという打楽器で、この楽器の中に演奏家が入り音楽を奏でます。
演奏の様子は中央のモニターをご覧くださいね。

 

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本日の催し物案内板(イヤホンガイドの貸し出し場所は、この案内板の後方)

 

館内では一日に数回、ギャラリートークとして、博物館のスタッフが展示楽器について分かりやすく紹介してくれます。

その日のギャラリートーク内容は、館内入り口の案内板や公式サイト・SNS等で告知されるので、事前にギャラリートーク内容を確認してから出発する方もいるそう。

 

筆者が訪問した日は、セルパン、ガムラン、クラヴィコード、チェンバロ(カークマン)でした。

 

アジアと日本の楽器が並ぶ第1展示室

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ジャワ島のガムラン

 

第1展示室ではアジアと日本の楽器を展示紹介しています。

 

数ある展示品の中で見どころは、なんといってもインドネシアの民族楽器・ガムラン!
ガムランは大・中・小の銅板、銅製のつぼ、木板などから構成される、旋律打楽器を中心とした合奏民俗音楽のこと。癒しと調和のメロディーから「青銅の交響楽」と呼ばれることも。

 

女性が真剣に見ているのは、モニターに映し出されたジャワ島のガムランの演奏風景です。
館内ではこのように、楽器近くに設置されたモニターから演奏風景をご覧いただけます。

 

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ジェゴグ(インドネシア・バリ島の竹製のガムラン)

 

楽器博物館で鑑賞できるガムランはジャワ島のものだけではありません。バリ島のガムランと、バリ島のジェゴグ(ジュゴッグ)も展示されています。

 

この3点がセットで揃っているのは世界でここだけ! 浜松市楽器博物館のみ!

 

ジェゴグは世界最大級の竹製の琴で展示室の一番奥にあり、極彩色が来館者の目を惹きます。
バリ島のガムランは入り口付近のインドネシアのガムランと、ジェゴグとの間に。

 

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左上:編鐘(へんしょう / 大小の青銅製の鐘を吊り下げた打楽器)、右上:馬頭琴(モンゴルの弦楽器)、左下:モンゴルの笛や弦楽器など、右下:シタール(北インド発祥の弦楽器)

 

アジアのエリアに展示されている楽器はおよそ420点。多くの楽器博物館で見られるのはヨーロッパの楽器に偏りがちですが、浜松市楽器博物館ではアジアやアフリカなど、さまざまな地域の楽器も見ることが。

 

展示楽器をガラスケース越しではなく、直接見ることができる点が嬉しいですね。

 

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日本の楽器

 

日本の楽器はアジアの楽器とは別室に展示され、展示室内では種類や用途別に紹介しています。

 

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雅楽で使用される楽器

 

なかには2024年大河ドラマ『光る君へ』(NHK)に登場した雅楽で使用される楽器も。

雅楽の演奏の中、主人公のまひろ(のちの紫式部)が五節の舞を舞っていたシーンが印象的ですね。

 

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左上:琵琶、右上:三線(さんしん)、左下:下座(げざ)の楽器、右下:水琴窟や木魚など

 

琴や琵琶、笛、三味線をはじめ、宗教儀式に用いられるものなどもご覧いただけます。

 

三線さんしんは沖縄の弦楽器で、胴の部分にニシキヘビの皮が張られています。三味線と似ていますが異なる楽器なんですよ。

下座げざとは歌舞伎の芝居を盛り上げるために演奏される歌舞伎囃子のこと。半弧を描いている「びんざさら」は、民謡『こきりこ節』の中で使われる伝統楽器です。

 

これらのほかに展示されている日本の楽器はまだまだあります。興味を持った方はぜひ楽器博物館へ。

 

電子楽器と国産洋楽器&体験ルームとワークショップは第4展示室

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第4展示室入り口

 

第4展示室には電子楽器や国産洋楽器の展示のほか、体験ルームとワークショップエリアが併設されています。

 

ズラリと並ぶのは数々の電子楽器たち。
見える範囲、すべて電子楽器です。圧巻…!

 

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左上:リズム・マシンやシンセサイザーなど、右上:初期の国産洋楽器コーナー、左下:リードオルガン、右下:純正調リードオルガン(自然の音を表現するために通常の鍵盤楽器よりも鍵盤の数が多く、1オクターブあたり白鍵黒鍵合わせて22個並んでいる)

 

シンセサイザーやリズム・マシンなど近代的な電子楽器と同じ室内で、戦前に製造された楽器の展示もしているのが同館の面白さと云えましょう。

 

純正調リードオルガンは田中正平博士が発明・製作し、製作台数は全部で5台。浜松市楽器博物館に展示されているのは最後に作られたものです。

 

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体験コーナー

 

展示室奥にある体験コーナーには、見ただけで懐かしさを覚える方もいるリードオルガンが並んでいました。

 

リードオルガンは、足元にあるペダルを左右交互に踏むことにより内部へ空気を吸い込み、リードを振動させて音を出すオルガンです。
来館者が実際に演奏可能なリードオルガンもあるので、気になる方はぜひどうぞ。

 

ワークショップエリアは、この奥の一画です。

 

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体験ルームへの扉

 

体験ルームへは、体験できる鍵盤楽器コーナーから。

 

海外の太鼓類や打楽器など普段触れることのない楽器を楽しめることから、年代を問わず楽しめると大好評です。

 

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左上:体験ルーム、右上:シンギング・ボウル、左下:馬頭琴の演奏体験、右下:クローン・エー(タイの寺院で合図に使用される大型の太鼓)

 

シンギング・ボウルはネパールやチベットの宗教儀式で使われる体鳴楽器です。ばちでボウルの縁を擦ってみて!

第1展示室にもあり、『スーホの白い馬』で知られる馬頭琴も体験可能です。

 

そのほかインドネシアの竹製打楽器・アンクルンや西アフリカ一帯で伝統的楽器として使用されるジェンベ(ジャンベ)なども。

大型太鼓のクローン・エーは叩くとどのような音が出るのでしょうか?

 

ヨーロッパの鍵盤楽器は第3展示室で

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学芸員によるギャラリートーク

 

第2展示室と第3展示室は地下1階に。

 

階段を下りた先は第2展示室ですが、筆者はギャラリートークの時間が迫っていたため、第3展示室から見学しました。
第3展示室ではヨーロッパの鍵盤楽器を見ることができます。

 

この日、最後のギャラリートークはチェンバロについて。
学芸員によるタブレットを用いた解説を聞いた後、デモ演奏を聴きました。

 

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ギャラリートークで演奏されるチェンバロ

 

軽やかな音色を持つチェンバロは主に王侯貴族を前に宮廷で演奏されたため、音は小さくてOKでした。

その後、時代とともに演奏環境が移り変わり、多くの人々が大規模なホールで音楽を聴くようになったことから楽器が奏でる音も大きなものへと変化したそう。

 

時間が合えば、ぜひギャラリートークでのデモ演奏をお楽しみくださいね。

 

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左上:浜松市内に4台あるパイプオルガンのうちの1台、右上:楽器の内部アクション体験、左下:ピアノの素材、右下:チェレスタ(『のだめカンタービレ』に登場した鍵盤楽器。テルミンは第4展示室に)

 

展示室内では楽器の内部アクションの体験や、ピアノ工房で実際に素材を見ることができます。

チェレスタを見てマンガ『のだめカンタービレ』を思い出す方もいるようです。

 

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フランス王室との関係を築いたブランシェ一族製作のチェンバロ(1765年製作)

 

チェンバロはフランスではクラブサンと呼ばれ、上の画像のものはフランス王室との関係を築いたブランシェ一族が1765年に製作したものです。

 

当時のフランス国王はルイ15世。マリー・アントワネットがフランス王家に嫁いだのは1770年なので、もしかしたらこのチェンバロの音色を聴いたのかもしれませんね。
「日本に存在することが奇跡」と云われるのにも納得です。

 

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ウィーンのピアノコーナー

 

これら以外にも、まだまだヨーロッパの鍵盤楽器を多く見ることができます。

筆者は打弦の歴史コーナーで、演奏者の衣装で隠れがちなハープの足元にペダルが付いているのを知り、軽く衝撃を覚えました。

 

オセアニアやアフリカの楽器が楽しめる第2展示室

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第2展示室は階段を下りたすぐ先に

 

第2展示室にはオセアニア・アフリカ・アメリカ・ヨーロッパの楽器が展示されています。

 

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左上:ホルンやセルパン、右上:リュートやマンドリン、左下:ヴァルヴ・コルネット、右下:クラリネットやピッコロなど

 

壁際の展示エリアでは、トランペットやホルンなど多種にわたる楽器の変遷や、パプア・ニューギニアの横吹きトランペットなどアジア各地の楽器を見ることができます。

演奏風景をモニターで見、実際の音はイヤホンで聴くことによりさらに楽しめますよ。

 

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アフリカの太鼓

 

アフリカの太鼓の大きさなどを、間近で確かめてみて!

 

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左上:ワニを模したパプア・ニューギニアのガラムート、右上:古代文明(マヤ文明とアステカ文明)の音楽と動物、左下:アフリカの楽器、右下:グアテマラのマリンバ・レキンタ

 

上の画像以外にも、スコットランド地方のバグ・パイプや、カリブ海最南端の島国トリニダード・トバゴ共和国で発明されたスティール・パン、タンザニアの親指ピアノ・マリンバなどなど…。
展示室内では大きなものから小さなものまで、また素朴な楽器も多々見られます。

 

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天空ホール

 

天空ホールではミュージアムサロン(ミニコンサート&レクチャー)やレクチャーコンサート(要別途料金)が行われることも。

 

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天空ホールのタムタム(スリットドラム)

 

天空ホールの中央には大きなタムタムが。

 

タムタムは南太平洋のヴァヌアツ(バヌアツ)共和国で儀式の際に使用されるスリットドラムで、このタムタムは世界最大級の大きさなんだとか。

同館の増田さんによると「大きさと重さも含め、タムタムが展示までに一番ハードルが高かった」とのこと。

ぜひ下から仰ぎ見て、その大きさを実感くださいね。

 

 

同館の開館からの基本コンセプトは”世界の楽器を偏りなく平等に展示して、楽器を通して人間の知恵と感性を探る”。

この基本コンセプトに沿いヨーロッパだけではなく、アジアやアフリカなどさまざまな地域の楽器を見ることができます。

 

見て、聴いて、体験もできる浜松市楽器博物館で、気軽に音楽を楽しんでみませんか?

 

<浜松市楽器博物館へのアクセス方法>
住所:浜松市中央区中央3-9-1
休館日:毎月第2・4水曜日、年末年始、施設点検等の日
電話:053-451-1128
アクセス:JR浜松駅北口より北東方向へ徒歩約10分
浜松市楽器博物館の公式サイト(外部リンク)

 

 

(文・写真:麻生のりこ)

 

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