だいすきネットをフォローして最新情報をチェック!      

 だいすきネットをフォローして最新情報をチェック!

はままつフラワーパーク塚本こなみ理事長に聞く、藤の花の魅力!

2019.04.23

IMG_5828.jpg

※黒字=塚本こなみ理事長



ーーー「ノダナガフジ」の藤棚が4月17日に開花宣言されましたが、例年に比べて藤の花は、どのような状況でしょうか?

3月の下旬から気温が低い日も続いて桜などは花期が長くなりましたが、藤の花に関しては、開花が例年並みか少し早いくらいですね。

ゴールデンウィークにかけては見頃を迎えることができると思います。

ーーー 藤の花といえば塚本理事長の代名詞のような花ですが、私たちが感じる単純に「綺麗!迫力がある!」だけではない藤の花の魅力を教えて頂けますか?

まず、生命力と香りでしょうか。一本の幹で100〜200㎡、中には足利フラワーパークの藤のように1000㎡を覆い尽くし何万本もの花を咲かせる木もあります。その素晴らしい生命力、そして開花した時の香りがいいんです。何十メートルにもわたる藤棚を歩いている間、美しい景観といい香りに包まれる幻想的な世界を体感していただきたいですね。

ーーー はままつフラワーパークの藤の木を見るとあれだけの迫力の花を咲かせるのに以外と幹が細い印象を受けたのですが?

はままつの藤は、まだ15〜20年生なんですよ。植えてからは、まだ6年です。ですから、他の地域に植えられている藤に比べれば新人なんです。これから長い年月をかけて成長していくので末長く楽しんでいただけるはずです。もちろん、私が育てる以上は、なるべく早く美しい藤の花を皆さまにお見せしたいと日々努力しています。現在でも15m幅の長藤棚が全長80m、白藤棚が幅10mの全長75mにまで成長しています。それと八重黒竜藤という品種があるんですが、これを見たお客様は「えー葡萄みたい!」とおっしゃる方が多いです。濃い紫色でふわふわとした大きい花を咲かせます。他にもピンクの藤もありますし、今年は4月下旬から5月上旬に夜ライトアップをします。年々ボリュームを増す藤棚を暗くなってから、また違った魅力をお楽しみいただけると思っております。



15フジ(棚仕立)(4月下旬~5月上旬).JPG

 

16シロフジ(棚仕立)(4月下旬~5月上旬).JPG

ーーー現代ではプロジェクションマッピングなど演出の手法が溢れている中、はままつフラワーパークさんの花の演出は"華美になりすぎない"良さを感じます。理事長の美意識がそこにある気がするのですが?

それは私自身の"美の追求"です、植物・花の演出で美の追求をしたい。私の考える"美"は引き算なんですよね。とことんまで無駄を削った後に花の色を組み合わせることを考えます。単純に質素にしていくのではなく、藤と大手毬・藤とアヤメというように生ものである花をその時期を見極め、藤の横にさりげなく他の花を組み合わせることで美しい演出を施しています。先週、お客様が「映(ば)えるー、映(ば)えるーねー」っておっしゃってたんですよ(笑)。こんな時代なんだなと思いながらも連発されていたので、どこの風景を切り取っても感動をお渡ししたいという私たちの気持ちが伝わったのかなと思いましたね。花と花がお互いに引き立てあう"映(ば)える"風景をもっとつくっていきたいですね。

ーーー理事長とお話しすると並々ならぬ花への熱意を感じるんですが、今後実現させていく演出の構想などもあるんでしょうか?

やはり、私は"感動"していただくことに拘り続けています。予想しないシーンをどれだけつくれるか、まだまだ実現したいことは沢山あります。今年は完成にまで至っていませんが、現状でも藤のトンネルとしてお客様に見ていただいている場所があるんですが、こちらは将来"藤の虹"になります。紫・白・ピンクなど藤の花の色で虹をつくろうと思っています。これからも皆さんが「えーなにこれ!」と驚かれるような世界中どこにもない景色をつくりたいです。足利では白藤で大きなスクリーンをつくったんですけど、それは綺麗でした。これからも進化してはままつフラワーパークでも様々な演出を実現したいですね。

もうすぐ引退なのに、そんなこと言ってますけど....(笑)

ーーーそれは、ちょっと困ります(笑)!いや、でも、そういった発想といいますか、欲求といってもいいのかもしれませんが常にうまれてくるんですね。

うーん、そうね。やっぱり、常に考えているんですね。お客様を喜ばせたい、笑顔で「わぁ綺麗!」って言わせたいと思ってしまうんですね。そういう執念は誰よりもあるんでしょうね。

先日あるお客様にどちらからいらっしゃったんですか?と伺ったところ福島の南相馬の方でした。その方が「震災があってから6年間、桜を見ることができなかった」とおっしゃったんです。きっと、桜の時期になると辛い記憶を思い出してしまってたんだと思うんです。ただ、その方は6年経った去年から桜をもう一度見たいと思えるようになり、今年 はままつフラワーパークのツアーに参加されたそうです。その方は言いました「こんなに桜とチューリップが綺麗で本当に来て良かった!また、来ます!」「私たちは、桜やチューリップを見て力をもらい、もう一度頑張ろうと思っているんですよ」とおっしゃってくださったの。人それぞれ色々な思いを持って、お花を見に来られます。その方々に「元気になった」「感動した」と言っていただけると、さらに皆さんを驚かせてやろうと思ってしまうんですよね。馬鹿な私は...(笑)。本当にありがたいと思いますし、ある意味幸せな仕事だなと思いますね。

ーーーこれは失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、足利フラワーパークの立ち上げエピソードなども知ると、接した柔らかい雰囲気とは相反する芯の強さを理事長から感じずにはいられません!(笑)

(笑)。ただ信念ですよ。あの足利の藤を引越しするのも無理だと言われていたことなんです。でも、一度決めたらやりきる。やりきるために工夫する。それは、イコール情熱だと私は思っています。あとは仕事っていうのは結果ですから、結果を出せないなら受けちゃいけない。私も樹の治療を山ほどやってきましたが、わからないこともありました。そんな時は、また情熱を燃やして次にはできるようにするんですよね。"情熱を持って自分の信念をまっとうする"そう思って挑戦を続けています。また、それが伝わると周りが助けてくださいますね。フラワーパークも車椅子やベビーカーなど多くの寄付を頂戴しております。皆さんにそのように助けていただくと、また綺麗なお花で恩返ししなきゃと思うわけですよ。ただそれだけですね。

ーーー藤の花の魅力だけでなく、この浜松・浜名湖地域を牽引する情熱にも感動しました。本日は、ありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。

IMG_5842.jpg

「かわいい!」と藤の花を見つめる塚本理事長。


IMG_0990.jpg

IMG_0892.jpg

前のページに戻る

記事一覧を見る

おすすめモデルコース

Model Course

浜松・浜名湖のイベント情報

Event Information

PR
関連リンク

浜松・浜名湖の観光情報満載!浜松・浜名湖だいすきネット。浜松・浜名湖のイベント情報や施設情報、おすすめ観光スポットを随時更新しています。

施設スポット検索

Copyright © 2018 Hamamatsu and Lake Hamana Tourism Bureau