浜松市美術館では、ドイツをはじめ世界各地の貴重なガラス絵を集めた特別展を開催されています。
ガラス絵とは、透明な板ガラスの裏側から絵を描く、独特な技法の絵画です。
紙やキャンバスとは違い、完成したときに表から見える部分を最初に描くため、色彩が鮮やかに浮かび上がります。
浜松市美術館は、初代館長・内田六郎(1892-1974)が集めたガラス絵コレクションを基に、1971年に静岡県初の公立美術館として開館しました。ガラス絵の歴史は13世紀のイタリアに始まり、ドイツやフランスなどヨーロッパ各地で発展し、中国を経て日本へ伝わったと言われています。
今回の展覧会では、浜松市美術館自慢の「内田コレクション」に加え、日本初公開となるドイツ・バイエルン州アウクスブルク市のアートコレクション&美術館・博物館所蔵作品、国内外の美術館や個人が所蔵する名品など、約200点を一堂に紹介。
国や地域によって異なる表現や色彩を楽しみながら、ガラス絵ならではの透明感と輝きを存分に味わっていただけます。
ぜひこの機会に、時を超えて受け継がれてきたガラス絵の世界を、浜松でご堪能ください。
会 期 2025年7月19日(土)~11月3日(月)
会 場 浜松市美術館
開館時間 9:30~17:00
休 館 日 毎週月曜日
観 覧 料 一般1,800円、大・高校生・70歳以上1,000円、中学生以下無料
目次
日時:
(1)(ご家族向け)8月24日(日曜日)14時00分~(30分程度)
(2)(一般の方向け)9月14日(日曜日)14時00分~(30分程度)
集合場所:美術館1階 展示室入口付近
定員:なし
参加費:無料(別途、要観覧料)
概要:
ガラス絵は、どのように描かれているのでしょうか?透明なガラスの裏側に描くことで、どのような視覚的効果がもたらされるのでしょうか?
講演では、本展のために行われた2年間にわたる修復を通して解き明かされたガラス絵の技法とその魅力に迫ります。
日時:9月21日(日曜日)14時00分~15時30分(開場13時30分)
講師:森 直義 氏(森絵画保存修復工房)
会場:美術館2階 講座室
定員:先着50名
参加費:無料(別途、要観覧料)
※上記予告は予定となりますので、事情により変更となる場合があります。
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