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【浜名湖地域でバナナ栽培⁉︎】湖西市にある噂のバナナ農園に潜入!

2024.02.29

こんにちは!
地域おこし協力隊の佐藤拓真(さとうたくま)です◎

温暖な気候で知られる「湖西市」。
湖西市では、今が旬のいちごやレタスなど農作物が豊富に育てられています。
そんな湖西市では、この地域では珍しい「ある果物」が栽培されています!

それはなんと、「バナナ」なんです!

まさか、ここの地域で「バナナ」の栽培が行われているなんて驚きですよね!

その「バナナ」を育てている場所は、湖西市北部の地域「利木」。
利木は、国道301号線に面した浜名湖が目の前にある、素晴らしい景色が一望できる土地です◎

 

 

そんな利木に「バナナ農園がある!」という話を聞きつけ、見に行ってきました!!

湖西市でバナナ農園!?

いまだに知られていない、利木の耕作放棄地を活用した秘密のバナナ農園。

そこで育てられているバナナは「HAMANAKO利木バナナ」と呼ばれております。
HAMANAKO利木バナナ」を生産している農園を経営しているのは、篠原建設 榊原社長です!

榊原社長は型枠工事を手がけるた篠原建設の社長である一方、今回紹介するバナナ農園やバナナ農園から数分離れた場所にある「r cafe」のオーナーとして活躍されています。

そもそもバナナは日本だとどこで生産されているのかな??と思い、調べてみると、

沖縄県の南西諸島や鹿児島県の奄美群島などの南国地方が主なバナナ生産地とされています。

しかし近年は、寒さに厳しい秋田県や新潟県をはじめ、兵庫県や岡山県など、各地で栽培が広がっており、全国での栽培が主流になりつつあります。

湖西市利木にあるバナナ農園

さて、ここからは湖西市利木のバナナ農園の紹介していきます!
バナナ農園は湖西市利木の国道301号線から路地に入った場所にあり、自然豊かな環境の中にあるビニールハウスの一つがバナナ農園です!

ビニールハウスの違い

利木のバナナ農園のビニールハウスは他のビニールハウスと異なり、環境に配慮したビニールハウスです!
では、どんなところが環境に配慮しているでしょうか??

廃材を利用した温室づくり

日本ではビニールハウスは、四季を通じて安定的な農産物の生産を行うために、農作物に適した栽培環境を作り上げることが必要になります。

そのため、ビニールハウス内部を温めるための「暖房」能力が必要になります!
一般的なビニールハウスの暖房は、重油を主燃料とした温風暖房機を使用しています。
重油は、価格が高騰していることや環境負荷が多いことからビニールハウス運用に大きく影響してきます。

しかし!利木のバナナ農園では、重油を一切使用せずに暖房を行っています◎

その理由の一つとして、【型枠廃材(木質系)を利用した暖房効果】があります。

このビニールハウスでは、主に温水を作り、室内で熱放射によって温度を作ります。
その温水を作るために、篠原建設の工事現場で捨てられる予定の木の型枠廃材を燃焼させ、50,000lの貯湯層に温水を貯めます。

作業スタッフがいる間は燃焼し、冬場でも20°を下回らないように調整をしているそうです。

では、作業スタッフがいない時はどうしているのか??

夜間や休日の時は、全自動のペレットボイラーを使用しています。

ペレットボイラーでバックアップするハイブリット方式を採用し、化石燃料に頼らない栽培を実施します。

ペレットボイラーの燃料となるペレットは大きさや形状が均一化されているため、自動燃焼運転が可能であり、燃焼効率に優れ、灰や煙も少なく、メンテナンスも簡単というメリットがあります◎

環境に配慮したビニールハウスの構造になっています!

湖西市利木のバナナの特徴

さて、本題のHAMANAKO利木バナナの紹介です!
HAMANAKO利木バナナは「グロスミッチェル」という品種です◎

果物の甘さを測る指標の一つである、糖度は約25℃と非常に高く、甘いバナナの香りと味の濃厚さ、ねっとりとした食感が特徴です!

無農薬栽培ということもあり、皮ごと丸ごと食べることもできるんです!
完熟したバナナの皮には「前立腺肥大の抑制効果がある」という研究結果もあるなど、栄養がたっぷりです◎

耐寒処理をした苗を昨年9月に植え付け、ビニールハウスの中で無農薬で育てられています。
その後、ある程度の大きさに育った実は茎ごと切り取り、実を追熟させてから市場へ並んでいきます。

お値段は市場に並んでいるものに比べて、高値です。
しかし、国産でかなり希少価値の高い品であり、その値段にも納得できますが、バナナの常識を覆したような感覚です。(笑)それだけの価値を秘めた逸品だと思います!

バナナの食べ頃サインとは??

シュガースポットと呼ばれる茶褐の星が多く現れた時が食べ頃です!!
輸入バナナの皮の色と熟成度とは異なり、見た目の皮の茶褐色が多くなっても中身は真っ白で歯応えもあります◎

バナナ農園をやろうとしたきっかけ

榊原社長から今回のバナナ農園への思いやきっかけについてお話しした際に、「若者の引きこもり」という言葉を度々話されていました。

年々、全国的に引きこもりがちな若者が増えて来ています。
そんな若者たちに対して、「引きこもりがちな若者の居場所づくり」を作ろうと思い、辿り着いたのが、「農業」と「カフェ」でした。
引きこもりがちな若者たちを受け入れることで、共に農園やカフェで働くことで楽しさを知ってもらい、社会に出るきっかけを与えることを目的にあります。

とは言いつつ、農業とは別の分野で活躍されてきた榊原社長も従業員とともに、イチから勉強し、手探りでバナナ農園での栽培を進めています。
社長が自ら挑戦することでその背中を見た、若者に挑戦することの大切さを伝えることができればとおっしゃっていました。

耕作放棄地となっていた土地で始めたバナナの栽培。
子供たちはもちろん、障がいのある子供など、バナナ農園やr cafeが様々な方が集えるコミュニティになればいいなと思っています。

HAMANAKO利木バナナはどこで買える??

同オーナーが経営するr cafe。
店内でバナナの販売や利木バナナを使用したジェラートも常時提供しております。
r cafeでは、常時HAMANAKOりきバナナを使った、バナナジェラートが置いております!

ぜひ、濃厚なバナナジェラートもご賞味ください!

2月中旬から湖西市白須賀「道の駅 潮見坂」でも取り扱いが始まったとのことです!
他にも遠鉄ストアでも、購入できます!

いかがでしたでしょうか?
実は湖西市では、他とは一線を描く濃厚で特別なバナナが生産されています。
これからのバナナ農園の発展と榊原社長の思いが実る日を楽しみにしています!

r cafe

公式サイト(https://riki-pro.jp/rcafe

公式Instagram(https://www.instagram.com/rcafe531/

(写真):湖西市地域おこし協力隊 佐藤拓真
(文):湖西市地域おこし協力隊 佐藤拓真

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