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宮口小梅に南高梅。浜松市内のスーパーなどでは、5月下旬頃から採れたての生梅が販売されます。今回、ジェンヌたちが取材してきたのは、浜松市北区奥山地区で梅栽培を営む「梅の杉山園」。
ここで青梅の収穫体験を楽しんだ後、梅シロップ作りに挑戦する予定ですが、はたして…?
毎年5月下旬から6月末まで浜松市北区奥山地区にある「梅の杉山園」では、誰でも簡単に梅の収穫体験が楽しめます。
場所は方広寺(奥山半僧坊)から西へ600メートルほど向かった山中。駐車場からは100メートル程度、坂を下った先にあります。
園内の標高は160メートル。山の向こう側には浜名湖が広がっているそう。こちらでは2月下旬から3月上旬にかけて梅の花見もできます。
取った梅の実をどうしたいかにより、取る場所が変わります。梅シロップ(梅ジュース / 梅サワー)を作りたいジェンヌたちは、大梅の品種「白加賀(しらかが)」を収穫体験することに。
梅の木は収穫用に枝を低めに剪定しているので、頭に当らないよう注意して進みます。どんな風に生っているのか、どうやって収穫するのかワクワク。
参加した3人のジェンヌ(沙耶ジェンヌ、遊佐ジェンヌ、祐希ジェンヌ)は、それぞれ梅の実収穫が初めてなこともあり、まず園主の杉山さんから取り方などのレクチャーを受けました。
黄色い収穫籠の下の線までで約1キロ。この線まで入れることを目指して梅の実取りを開始します。
「手で簡単に取れるから気持ちいいね」と沙耶ジェンヌ。その隣では器用に両手を使って、遊佐ジェンヌが梅の実を取り進めます。
「なんか蜜があるんだけど」と遊佐ジェンヌが見せてくれた実は、カメムシに汁を吸われたものでした。
梅の杉山園では消毒回数が少ないので、害虫被害に遭う可能性もあるとのこと。カメムシの被害に遭った実はその場に捨て、気を取り直して別の実を収穫します。
作業に没頭していても、時折、祐希ジェンヌのカメラに向かって「はいポーズ」。梅の実はくるくる回したりしなくても、下へ引っ張ったりするだけで簡単に取れるんですよ。
「今年は(結実量が少ない)裏年だけど、多めに実った」と園主の杉山さん。鈴なりに見えるけどこれで裏年! 地面近くまで伸びた枝にも梅の実がびっしり!
結実量の多い表年と少ない裏年は、たいてい隔年でやってきます。表年の昨年が、どれだけ実っていたのか気になりますね。
マネージャーが摘み取った梅の実も、丸くて大きなものでした。まだ摘んでいる最中なのに、すでに手作り梅シロップの味が気になります。
そうそう。途中でジェンヌたちから梅の実の収穫成果を見せていただきました。
周囲の風景を見たり、昆虫を発見したり。楽しそうに作業をしながら、どんどん目標に近づいています。
そして取り始めてから30分足らずで、約1キロ収穫。籠の中には、丸くて大きくてつやつやした大梅がいっぱい!
取れた梅の実は店頭(受け付け)で買い取り手続きをします。
予想以上に楽しくて、つい取り過ぎてしまっても大丈夫。スタッフに買いたい分量を伝えると、収穫した梅の実を手際よくビニール袋へ入れ替えた後、計量してくれます。
見事な計りっぷりを見たジェンヌたちから驚嘆の声が上がりました。
計量後は大梅から早くエキスを出すコツや、梅シロップの作り方などを教えていただきました。
ジェンヌたちの後ろ姿から、真剣に作り方を聞き入る様子が窺えますね。
ところで、遊佐ジェンヌのバッグから、少しだけ見えている何かが気になりませんか?
これは店頭で梅シロップ等の加工用に販売している、チャック付きビニール袋です。通常の市販品よりも袋が厚く中身が酸化しにくい材質なので、梅シロップ作りもOK!
祐希ジェンヌが真剣に見ているのは、梅ジュースを含め6種類のレシピが載っている「梅のお楽しみレシピ」です。店頭で無料配布しているので、レシピが気になる方はgetしてくださいね。
梅シロップの作り方はとても簡単。
(1)よく洗った梅の水分を拭き取り、(2)漬け込み容器へ氷砂糖と交互に入れ、最後に発酵抑制効果のある酢を少量加えます。
あとは全体が混ざるように1日2~3回程度振るだけ。
これだけで美味しい梅シロップができるんです。
こちらは実際に遊佐ジェンヌと、マネージャーが手作りした梅シロップの様子です。
2人とも、とても素敵に出来上がっています! 見るからに美味しそう(いや、美味しいに違いない!)。
ミネラルウォーターはもちろん、炭酸水で割ったりアルコールで割ったり。手作りの梅シロップを自分好みのドリンクにして楽しめば、梅雨時の気怠さや夏の疲れなどを吹き飛ばせるかも!?
海の湖HAMANAジェンヌたちの収穫体験の様子は、YouTubeの「ジェンヌちゃんねる」でもご覧いただけます。
【浜松市北区】奥山でフレッシュ梅狩り体験!
梅の杉山園では毎年5月第3土曜日から梅の収穫体験を開催しています(詳細は下記参照)。
収穫時期の目安は、
・小梅…5月下旬~
・中・大梅…6月中旬~
・南高梅…6月下旬~
です。
奥山の緑豊かな自然の中、手ずから収穫した梅の実を使った加工品の味は格別! ぜひ、挑戦してくださいね。
今回3人が体験した、梅の杉山園の詳細はこちら▼
梅の杉山園
〒431-2224 浜松市北区引佐町奥山1737-379
TEL:090-1625-0933
開園時間:5月下旬~6月下旬 9:00~15:00(雨天休み)
1kg300円~計り売り
<料金>
入場無料
収穫した梅は市価の半額程度で量り売り
※実の生育状態により開園日、料金などが変更される可能性があります。来園前には電話などでご確認ください。
取材日:2022.5.29
海の湖HAMANAジェンヌ:河村沙耶、遊佐ちえみ、小川 祐希
#浜松市
#梅の杉山園
#収穫体験
#梅シロップ
(文・写真:麻生のりこ)
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