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とれたて耳より情報 Vol.27 花と緑の未来庭園の世界イベント『浜松モザイカルチャー世界博2009』のPR用モザイカルチャーが登場

浜名湖畔が再び花と緑の世界博の舞台に

花博に続き、花と緑の世界イベントが、浜松にやってきます。
2009年9月に開催される『浜松モザイカルチャー世界博2009』(国際モザイカルチャー大会)がそれです。
2000年にカナダのモントリオールで開催されて以降、3年に1度行われている国際イベントで、03年に同じくモントリオール、06年には中国の上海で開催されたこの大会。第4回目となる今回は、はままつフラワーパークがメイン会場。日本庭園でもなく、西洋庭園でもない、花と緑の未来庭園というべき『モザイカルチャー』の世界最先端の技術と美が、浜名湖畔を彩ります。

草本のアート、あるいは小さな庭園

『モザイカルチャー』とは、いくつもの花や緑を組み合わせ、その色合いや特性を生かしながらモザイク状・幾何学状に配置して形にした作品のこと。植物を立体的に刈り込んで作る『トピアリー』とは制作方法が異なり、デザインに会わせワイヤーフレームとメッシュで骨格を作り、土を詰め、そこに植物を植え込み作り上げます。
絵画や彫刻などの芸術と植物の葉や花の魅力を生かす造園や園芸の環境創造技術が融合した新しいジャンルです。モザイカルチャーで作り出す作品は、現実の、あるいは想像上の人、鳥や動物、物語のシーンなど、モチーフも多様です。また、植え込んだ植物の生長により表情を変えてゆくので、適切な刈り込み技術が必要となるなど、その美しさのうらには、高い園芸技術が隠されています。

カーペット模様をあしらった花壇がルーツ

もともとは、近世の庭園芸術としてヨーロッパではじまり、フランスやイギリスでカーペットベディング(カーペット模様をあしらった花壇づくり)として定着。そして、19世紀にフランスのリヨンで色彩豊かな花をふんだんに使った公園景観の修景技術として正式に認知されました。この時期はカーペットベディングとモザイカルチャーは同義語でしたが、その後20世紀後半にカナダのケベック州を中心に公園などの広大な芝生の景観に色彩豊かな草本を立体的にアレンジし、魅力を添える技法として発展。さらに20世紀末に金属フレームで作った原型の像の表層に根の着いた草本を植え込み、花や葉の色彩美を生かした大型の像で公園や広場などの都市景観を演出するものとして定着したのです。

4万2千株を使って浜松を表現

『浜松モザイカルチャー世界博2009』は、日本で初めて開催されるモザイカルチャーの国際大会。言葉で説明してもピンとこない方も、会場に一堂に会する世界各国の作品を見れば、草本を絵の具のように使った作品の見事さ、技術の高さにきっと驚くでしょう。

開催が待ち遠しいけれど、浜松駅北口広場「キタラ」では、ひと足先にその世界を楽しむことができます。5月2日、世界博のPR用展示作品としてお目見えしたのは、横15メートル、高さ3.5メートルの巨大モザイカルチャー。ベゴニアやセダムなどの植物を約4万2千株使用して、遠州灘や浜名湖の波と風を、躍動感あふれるうねりと流れで表現しています。波間にはじける泡にも見える円のなかには、まつりの大凧が舞い、そのほかバイクやガーベラ、ピアノなどの浜松市の代表的な産業が描かれています。

それら浜松の産業をあらわすモチーフはこれから定期的に入れ替えられ、世界博が終了する09年11月23日までの展示期間中、4回リニューアルされる予定。駅にお出掛けのときは、草花が成長し、日々印象を変えていくモザイカルチャーを楽しんでください。

浜松モザイカルチャー世界博2009
[ ホームページ ] http://mih2009.com/

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