- 先日(5月30日)の中日vs楽天の始球式はいかがでしたか?
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当日、記者の方にもお話ししたんですが、国会の本会議よりもずっと緊張しましたよ(笑)。ストライクを投げてやろうと思っていましたから。ちゃんと谷繁選手のキャッチャーミットのど真ん中に入りました。
- 学生時代にスポーツをしていたのですか?
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軟式野球をやっていたんですよ。ですから、こだわりがありますからね。ワンバウンドや暴投は絶対にできない。ビシッと決めました(笑)。
- さて、政治家を志したきっかけと理由を簡単に教えてください。
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子供の頃から、政治に興味があったんです。小学校の頃からすでに社会問題や政治問題に関心を持っていて、当時、日本の漁船がソ連に拿捕されるという事件があったんですが、卒業文集には「将来、政治家か外交官になって、日ソ関係を改善したい」などと生意気なことを書いたりしていました。でも、そういうベースはありましたが、実際に政治家になろうとは、あまり考えていなかったんです。
私が学生の頃は、政治家というのは、今のように身近なものではなかった。今は、若い人も政治の世界に飛び込むようになりましたけど、当時は政治家は特殊な人種で、二世とか、官僚の中でも特別な道を歩んできた方だとか、限られた人たちしかなれなかった。だから、むしろ私は外交官になろうと思っていて、そのための勉強をしようかなと思っていたところに、松下政経塾の募集があったんです。ちょうど私が大学を卒業したときに塾が出来て、面白そうだなと思って募集要項を取り寄せて、設立の趣意書を読んで「これだ」と。
松下政経塾の一期生になったことが、政治家になる直接的なきっかけになりました。そこから、政治家というものが、自分のなかで非常にリアリティのあるものになったんですね。
- 松下政経塾では、どういうことを学び、得たのでしょうか。
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国にとって政治は非常に大事なものなのだ、という松下幸之助さんの思いですね。あの方は経営者ですが、政治に対して一貫して強い思いを持っていた人です。政治がちゃんとしていないと日本はダメなんだ、政治を正さないと日本はよくならないということを、常におっしゃっていました。一期生なので、余計にそういう創設者の思いを強く感じとったということもあると思います。松下さんの政治にかける情熱というのは、脈々と自分のなかに息づいています。また、私と同じように、そういう思いを受け継いだ仲間が、政治の世界で活躍しています。横浜市長の中田君は、政令指定都市市長の先輩ですから、いろいろと相談もしています。神奈川県知事の松沢君や、杉並区長の山田君も、同窓です。そういうネットワークも、松下政経塾で得た大きな財産だと思っています。
今回、市長選に立候補するときも、彼らに背中を押してもらいました。私はもう一度国政に復帰しようと準備していたので、そこから大きく方向転換をしなければなりませんでしたから、大変なところはありました。でも、彼らに話をしたら、「絶対にやるべきだ」と。彼らも国政の経験者ですが、「国政とはやりがいが違う。市長の方がずっと大きいぞ」と。それも、市長という仕事への意欲をかき立ててくれたもののひとつです。
- 鈴木市長も衆議院議員として国政を担いましたが、その経験をどう生かそうと考えていますか?
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国政を担当して、私は日本という国の仕組みは限界にきているということを実感しました。今、地方分権ということが盛んに言われていますが、それは絶対にやらないといけないし、国会議員のときから私が問題意識を持って訴えて来たことです。今度は市政という逆の立場から、そのテーマに取り組み地方分権を実践していくわけですが、やはり国政のことも自治体のこともわかっているということは非常に強みになると思います。
あとは、与野党問わず、いろいろな仲間が国政の場にいるというのも私の武器ですね。この前も、総務大臣とお会いしてきたんですが、市長と大臣という肩書ではなく、「メシでも食おうや」ということでお話しをしてきました。役所として杓子定規に接するのではなく、プライベートなざっくばらんな話から情報を得たり、お願いをすることができるという関係が政治においては大事なんです。国政で培った人脈を、市政に生かせると思っています。
- 鈴木市長の市政の基本政策は、3つの基本姿勢としてホームページでもわかりやすく掲げられていますが、そこに託す思いを簡単に聞かせてください。
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行政というのは、ありとあらゆることをやらないといけませんが、その中で、鈴木康友は何に力を入れるのかということを示したのが、3つの基本姿勢です。私は、浜松の未来に関わるところに重点的に政策を打っていこうと思っています。それが『こども第一主義』を打ち出した思いです。
それから、浜松は12市町村が合併したわけですから、ここからまったく新しいまちづくりをすると考えた方がいいと思います。そうでなければ、合併した意味がありません。昔の影を引きずるのではなく、少し時間はかかるかも知れませんが、新生浜松をしっかりとつくりあげていきたいという思いを、『'07浜松改革元年』というテーマに掲げました。3つの基本姿勢は、『くらし満足度向上計画』。新生浜松をつくっていくなかで、どう住民の満足度を上げていくかというのは、行政の長として最大の責務だと思っています。
[市政の基本方針]
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/square/room/siseihousin.htm
- 浜松のキャラクターに『ウナギイヌ』を採用なさった理由は?
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ウナギイヌは、去年から考えられていたものなんですよ。私が就任したときには、デザインもすべて出来上がっていて、赤塚不二夫さんとも契約をしているということで、あるものは生かそうということで採用しました。ウナギイヌがいいか悪いかというのは、正直に言って私もわかりません(笑)。
ただ、私は政治の世界に入る前に、企画の仕事などをしてきていますが、その経験に照らせば、キャラクターというのはどう化けるかわからない。これはいいと思うものがヒットしなかったり、意外なものがヒットしたりしますからね。とりあえず1年契約ということですから、ウナギイヌをうまく使いたいと思います。ダメだったら、1年で考え直せばいいと思っています。
[浜松市マスコットキャラクター]
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/unagi/
- 市長ご自身が、「浜松のセールスマンである」と宣言なさいましたが、ある意味、市長ご自身が新しい浜松のキャラクターであり、外交官ということになるのでしょうか。
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そうなればいいなと思っています。東国原さん(宮崎県知事)ほどにはなれないかもしれませんが(笑)。
しかし、トップが動かないとダメな時代だと思うんですよ。市長は市役所の執務室でデーンと座っていればいいという時代ではない。この前も、富士宮で開催されたB1グランプリ(B級ご当地グルメの祭典)に、浜松餃子を売り込みに行ってきました。
市長自ら売り込みに行ったというのは、地元市長以外では僕だけでしたけど、バンバン売り込んできましたよ。しかし、浜松というまちは面白いですね。餃子を戦略的に売り出そうというわけではなかったのに、気がついたら餃子消費量日本一。他にも、あまり知られていない日本一が沢山あります。逆にそういうものがあり過ぎて、特徴がないということになっているのかもしれません。
[はままつ市長の部屋・トップセールス]
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/square/room/topsales/
- 浜松の外交官としては、どういうイメージを持ってもらいたい、また発信していきたいと考えていますか。
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浜松はものづくりのまちです。それは確固たるアイデンティティで、絶対に消せないし、消してはいけないと思います。とくに海外から見れば、浜松は日本を代表する産業都市です。そのものづくりをさらに元気にし、浜松に沢山あるいいものをどんどんブランド化していきたいと思います。ものづくりというのは、日本にとっても、そして浜松にとっても、非常に大事です。
でも最近、ものづくりのまちとしての浜松を支えてきた企業や工場が流出する空洞化が起こっています。それを阻止すると同時に、外から企業を誘致することにも力を入れなければいけない。そのために、市役所に企業立地推進本部を設置し、部署の垣根を越えて、市役所を挙げて取り組んでいきます。
今、私は職員定数の削減については厳しいことを言っていますが、この部署だけは必要な人員はどんどん登用していくように、と指示をしています。この件について、市役所は本気であるというメッセージを強く内外に発信していくつもりですが、その効果は出始めていて、すでにいくつかの企業からオファーが来ています。企業誘致については、厳しい都市間競争がありますが、私は、ものづくりのまちというアイデンティティは、浜松の宝だと思います。企業は一社も出さない、そして誘致を積極的に実現していくということで、浜松の産業を支援していきたいですね。
- ふるさとである浜松の好きなところ、嫌いなところは?
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そうですね。好きなところは、開放的なところですね。人々の気性も、気候風土もいいし、自然にも恵まれています。それと、東京に出るにも大阪に出るにも便利なところかな。
嫌いなところは、とくにないですねえ。新幹線が止まる本数が少ないところくらいかな(笑)。
- 市長ご自身の“くらし満足度”は?
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非常に満足しています。ずっと住んでいるとあまり気がつかないんですけど、浜松はすごく暮しやすいまちなんですよ。私も大学から浜松を離れて、東京の生活が長かったけれど、外から浜松をみたときに、暮しやすいまちだなと改めて思いました。
必要な都市機能はほぼ揃っていて、海も山も川もある。東京、大阪に日帰りできる。転勤などで浜松に来た方が、ここを気に入って、終の住処として居を構える方が多いんですが、それもうなづけますね。そういう浜松の魅力、自然の豊かさと人々の気風は、大切にしていきたいと思っています。